今日は、予備校講師時代にお世話になったS先生と、とある用事があってお会いしてきました。高校生科の教室で1年だけ一緒の時間帯に教えていた先生で、その年、その曜日に限って、授業が終わったあとは別の先生と合わせて3人でいつも飲みに行っていたのでした。そのときに、指導上の話を聞いていただいたり、逆に貴重な情報をもらったりしていましたから、今の勤務校に来る前に限れば最もお世話になった先生のひとりだと思います。
お会いすることになった最初のきっかけは、S先生が勤務校のパンフレットに私が載っていたのを見つけてくださって、メールをくださったことです。やりとりするうちに、当時を懐かしみながらいろいろと近況報告でもしようじゃないか、という雰囲気になったのですが、当時から(こういう言い方は失礼なのかも知れませんが)浮世離れしたお方で、メールをやりとりしながら、当時からご自分のしたいお仕事はこんなだ、といったいろいろな夢を語ってくださっていたのを思い出していました。
今日もその「S先生」ぶりは健在で、5年のブランクがあったとは思えないほど自然にお話させていただけました。楽しいひとときを過ごさせていただき、ありがとうございました。
S先生は、予備校でご一緒させていただいていた当時から私の「レビュー」活動を高く評価してくださっていたのですが、今改めてお話させていただいて、その理由がよくわかりました。S先生もまた、ご自分の「夢」を育てていらっしゃり、私の活動をそういう目で見てくださるからです。学校にせよ予備校にせよ、自分の生徒に教えるだけの人が多い中で、自分のために(私の場合は勉強のために)あえて違うことをする。志がピタッと合っているとでも言うのでしょうか。
# ということは、私も他人から見ると「かなり浮世離れした教員」になるのか??
#(今さら何を言ってるのだろう・・・)
ともあれ、語っていただいた「夢」、今の私には応援することしかできませんが、もしそれが具体化したあかつきには、宣伝、周知に努めさせていただこうと思っています。
さて、教えに行っていた予備校も、関西では準大手の1つではあるものの、私のいたた頃と比べるといささか景気が悪くなったそうです。採用されてはじめて教えに行った教室の真ん前には、当時はなかった河合塾の教室がドカッと建っていたり、以前主力だった教室の1つも今では閉まっていたりと、えらく変わってしまったようです。先生方に関しても、別の予備校に移られたり、亡くなられたりなど、ちょっと寂しいお話が多かったです。
そんな中、もちろん有益な話もありました。私のほうからS先生にお会いしたいと思った動機は、とある本にお名前が出ていたことだったのですが、お伺いすると、私が書いているのと同じ会社の過去問集も執筆されていることが判明し、2度びっくり。いつも思いますが、この業界は狭いです。
・・・いや、狭すぎるんです(笑)
あと、同じ「執筆者」でも、会社によってするべきことがかなり違っていて、別の会社の執筆原稿(本物!)を見せていただいたり、ちょっとした裏話なんかも聞かせていただいたりしました。思っていたのとはだいぶ違いましたが、ある意味非常にためになりました。そして、来年度への意欲も出てきました。
来週の日曜日は、別の仕事で会議。こちらも楽しみにしていますが、来週の月曜日は休みではないので、疲れを残さないようにしないといけません。まあ、頑張ります。
※あ、この写真は単なるイメージです