野良からの季節のたより
「田んぼには水と稚苗、静かに始まる初夏への移行」
見渡す限りの田んぼは田植えも終わり、何時もの年ように「カエル」の合唱が聞こえて来ています。
咲いている花々も、「ボタン」やら「ケシの花」、「ヒナゲシ」、「クレマチス」など、初夏の彩りのものに変わって来ています。
ただ、先週の何日かの間に「低温」が続き、「シャクヤク」などの開花が、「足踏み状態」になっています。
水田の作業は、「5月18日」に無事に「田植え」も終わっています。
この後には、「水管理」に注意しながらの、早めの「除草剤」の散布が待っています。「発芽」した「雑草」を早めに「叩いて」置かないことには、自然の猛威に「負けて」しまいます。
「除草剤」の散布は「5月21日」を計画しております。使用する「除草剤」は「サンサール」で、「10アール当たり1キロ」の使用になります。
なお、ここでの「除草剤」の使用は、米の収量に大きく影響します。安全な範囲
(最低限)での「農薬の使用」であり、「消費者」のご理解を頂きたいところです。また、低コストでの「米」の生産のために「避けて通れない」ところです。
畑の作物も「草取り」から「土寄せ」、「苗の植え付け」など「お待ちかね」の状態です。
緊急性を考慮して、「にんにく」の「除草」。
「ジャガイモ」の「芽掻き」と「土寄せ」を行いました。
そのほかにも「「枝豆」の「苗の植え付け」、
「食用菊」の「苗の植え付け」など、「仕事に追われる日々」でした。
新聞に目をやると「食べ物を燃料」にすることへの「危惧」を訴える記事が目に付きました。「食べ物を無駄にするな」と教えられた人間には「食糧を燃料」にすることには「強い違和感」が感じられます。
なんでも、「大形のスポーツカー」に「バイオ燃料を満タン」にすれば、「一人の人間が、一年間食べられる穀物を使用」してしまうそうです。
それと、「飼料用の米」での「転作」の記事が掲載されていました。目標収量を540キロ、助成金を含め10アールで「6万8800円」とのことです。「山形県」での取り組みの話題でした。

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