第3回目は
『災害復旧練習会』です。
ボランティアセンターの仕組、役割をどう展開していくかがポイントです。
この講座の企画、運営してくださっている岩国市社協のスタッフです。
受講生を笑顔で迎えてくれてます。
講座前の様子…
新潟中越地震の画像が映し出されていました。
さあ!ボラセンの開始です。
被災した長嶺ばあさんにお家に、多くのボランティアさんを送り込みます。
知り合いの社協職員(中村のボン)が連れて来てくれた人なら、たとえ知らない人でも大丈夫な様子です。
しかし…
被災したおばあさんを誰も尋ねることなく、時間だけ過ぎてしまったり…
せっかく来てくれたボランティアさんを何時間もボラセンに待たせたりしていると…
長嶺ばあさんも心を閉ざしてしまい、「もぅー、えぇけぇー!!うちのことはほっといて!!」
そんな言葉を浴びせられたボランティアさんも、複雑な気持ちに。
ボラセン運営役の受講生からも、「私たちもどうしていいんだか分かりません…」
と疑問の声が上がります。
みんなで作戦練り直しです。
普段からよく訪ねてくれる民生委員さんの登場です。
実はおばあさん、被災地を狙う詐欺の噂を聞いて他人を受け入れなかったようです。
ボランティアを断るおばあさんに、
「お隣を片付けてくるけぇ〜」と民生委員さん
長嶺ばあさんのお友達も、
「うちもやってもらったけぇ〜あんたもお願いしんさい。キレイになるよ。」
これでおばあさんの家もキレイになりますね。
寸劇でやったことは、実際にあったことを元に演じています。
多少くどいところもありますが、これが被災地なんです。
被災者の気持ち、駆けつけてくれるボランティアさんの気持ちを無視しないように、地元だからできること、地元だからやらなければいけないことがあるんですよね。

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