2011/9/2

チャレンジ精神  北アルプス

さて、この夏ヘロヘロにくたばった「国際氷河検定」。

 年々厳しく、そして遠のいていくかの様な、この国際ガイド資格への道のりに耐えうる体造りが、もっかのところの私の急務なのであります。

 小屋のぼっかに声を掛けていただけるお陰で、体幹に関しては、着実に安定感が出てきました。

 足下の悪い八ヶ岳の登山道において、自分の体重の半分を超えた荷重を担ぐには、バランスをコントロールする、持久力とは異なった筋力が別個で必要になってきます。

 担いだ翌日は、荷重を支える足腰は言うに及ばす、肩から首に掛けての筋肉が硬くなり、体中が軋む様な、激しい筋肉痛にも見舞われます。

 山に行くのだから「仕事で頻繁に歩けば、充分なトレーニングになるのでは?」と思われる意見が大多数でしょう。

 しかし、山岳ガイドはお客様の安全を守るのが第一の仕事であって、自分が限界を超える範囲に入ってはいけません。

常にその一歩手前での、踏みとどまった判断が求められるのです。


ところがトレーニングとは、自分の限界を引き上げること。

 自分の限界を引き上げるには、ストイックな精神が欠かせませんが、人間は単独であるより、磨き遇う相手が居た方が、より自身の能力を高められるのではないでしょうか。

なんて、世界陸上の「女子槍投げ決勝」の熾烈な闘いを観ながら、改めて納得したものです。
(まぁ、ただ単に、「独りだと起きられない」だとか、「まぁ今日はいいや」なんて、簡単に折れちゃう、私の心が弱いのか?)

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「歩いて登ってまた下る」果てしもなく続くアップダウン
もうコレって、ほとんど耐久レース?


 既にこういった「独りでの限界」を感じ始めていた私は、「蓮華鉱山道」を共にしたトレイルランナーのHさんと再び誘い合わせ、8月最後の週は、広大な奥黒部の早駆け山行に出てきました。

やや無謀?
とも、言えないではないこの計画、誘えるのは、立派なふくらはぎを持った彼しか居ない!


 行程は一日目に「折立」から入山し、「太郎」へ上って「薬師沢」へ下り、「大東新道」を上って「高天原温泉」まで入る。

 二日目は更に「岩苔乗越し」まで上り、「黒部川源流」を下って「三俣山荘」へ上り、「黒部五郎小屋」まで下って、「黒部五郎岳」にまた上る。「赤木岳」から「北ノ俣」を越えて「太郎」に戻ったところで一周。更に「折立」まで下山する。

全行程で「雲ノ平」の周囲を一周すると、30時間に及ぶコースタイムとなるのですが・・・


土曜は小川山で、日曜は小同心日帰り、月曜は小川山。
そして火曜の早立ち。

小屋の予約では「前泊地はどちらで?」と尋ねられ、チョットびくびくしながら「あの、ありません」「無いって?」「え〜、折立からなんですけど」「・・・折立、ですね」。

一応は叱られませんでしたが。(←結構な小心者)


ややお疲れ気味の、出発となりました。

「奥黒部源流一周トライアル」山行記録はコチラです
http://mikiyatsu.web.infoseek.co.jp/





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