2016/6/23

cima della madonna   ドロミテ

長らくゲレンデルートばかりでしたが、天候の良い日を狙って、かねてから私の希望ルートでもあった、「cima della madonna」へ。

ドロミテでもSella山群ではなく、Pala山群に当たるエリアなので、車でも軽く2時間はかかる遠出です。


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目標はマドンナ、「聖母様」ですね・・遠おっ it's so far!


Velo小屋までは、まだトレイルを2時間以上歩いての道のりです。


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ほら、マリア像みたいでしょ?


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小屋から下って取り付きへ

クノからアプローチを登り、いよいよルート「最初なんてV級だよ」と交代したが・・・


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あれ?なんかこの傾斜・・・V級じゃないんでワ?

どうもW級ピッチまで入っていたらしい。


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ちなみに4ピッチ目もやはり、微妙に初めの出だしがずれていたらしく、X級に、しかもロープ延ばして重たいまんま、突っ込んでしまった

何故か横にはハーケン連打の薄かぶり。

ボロスリングですら、「溺れる者は藁をもつかむ」て、気持ち。

解らないではないですが・・・余りにもボロイし、そんなの怖すぎてつかめないからっ


ちなみに「もっとグレード高いのも登ってるのにナゼ?」

と、思われたかもしれない。


これには訳があり、朝4時起きでアパートを出た際に、スーパーの袋に入れて久野がまとめて用意したチョークと、私がまとめたゴミ。

どうやら一緒に捨ててしまったことが、翌日になって判明!


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つまりX+が出てくるNWアレート(北壁と西壁を分けるリッジ)高度感露出感ともにスバラシイ?で、チョークが二人揃って無かった訳です。

しかも岩は石灰岩。ヌメッとした感触が実に心地悪い。


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これが96年前には初登攀されてたなんて、改めて凄いことです
(チョーク無かった時代なのにね)


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ちなみに足元後方にあるのが、Velo小屋(素敵なロケーションですよ)


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実は今回出発前も連日5.11台をガンガン登りすぎてたせいもあり、起床時は二人ともグッタリ。

「もう今日、遠出は辞めとく・・・?」


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なんてノリだったのですが、グレードがそう高くはないこともあって気合で出てきました。



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だってドロミテはでっかいし広大、一生かけても登れないくらいだから、何も初登ルートに拘らなくたって、常にオンサイトって感じなんです。


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2nd PillarスタートのX+・・・出だし湿っててチョーク欲しい!


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トップにはちゃんと、いつものノートがありました

いつでもどこでも縄張りマーキングしてありますので、行った方(?)はぜひご一読ください。



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で、ドロミテではありがちな・・・・最大核心部と言える下山


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「下山は一般ルート」って表記は、舐めちゃいけないんです


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これが「一般ルート」なのぉ!


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「Winkler Cimney」を懸垂2ピッチ


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更に恐怖のクライムダウン・・・でもなんか、下って雪ある様な?

てか、雪あるどころか、本来ならここから歩けるはずだったのに。


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谷は雪渓で埋め尽くされてるし!


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終了点作って懸垂すること2回


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更にクライムダウンして


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正規の終了点からの懸垂一回


で、ようやく地面ダァ!


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登り5時間の、下り3時間?


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聖母様の洗礼を、しっかり受けた下山路でした


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20時過ぎて下山してきた私たちに、ピレネー犬がお出迎え


普通は小屋で前夜泊して登るところだから、行動は計13時間なり。


以前カテナチオ(ローゼンガルデンスピッツェ)をやはり日帰りした際に、共にバス道を、街まで夜を徹して歩いた戦友?

の、若者たちに勧められたのが、この「マドンナ」だったのです。



しかし私たちも、幾つまでこんなことやってるんだか・・・

いや、生涯この職業にある限り、現役であるべきだと、私たちは考えています。

地味だし華やかでもないけれど、コツコツと。


スポンサードや資格で飾り立て、実際の山へ行かないガイドにはなりたくはない。

なってはいけない。



挑むには、常に総合力を試されることを覚悟しなければならないドロミテ。


逆にゲレンデ的なドロミテしか知らないクライマーは、こんな世界をどんどん体験できると良いのでしょう。









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