2016/6/28

身体張力総動員  ドロミテ

「僕の登りたいYellow Wall 7a・11p・Tre Cimeには、これくらいサクッと登れなくちゃね。よろしく頼むよ?」(つまり5.12のマルチピッチ?)

(頼むってソレ、私か!?)


こうしてつき合わされたのが・・・

「Robelta 83・7a・9p・Piz Ciavazes」

今シーズンしつこく誘われてはいたものの、冗談じゃないと振リ続けていたところ、強い同業仲間が来たのでこれ幸いと、

何故か成行き上? 3人で行くことになってしまった。


連日クノのお供で、疲労の蓄積は嫌が上にも溜まりっ放し。

最もアクセスの良い壁なのに、既にアプローチから、体も足も重すぎる。


が・・・見上げた壁は、なかなかの傾斜である。

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1ピッチ目

6aとはなっているけれど?どう考えても、ドロミテの他のショートルートで言えば、6cくらいはある傾斜。
(後日他のトポ調べ直したら、ラインがややズレてて、確かに6c/11bでした)


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しょっぱなから泣きの入る難易度に、一体全体このままあと8ピッチがこなせるのか?


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数ピッチで既に、もう帰りたい気持ちで一杯です
(お客さんの気持ちがよくワカル)


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5ピッチ目+6ピッチ目の核心部・・は、実はこのハング越えではありません

越えた後のスラブなんですよ


この画像は右に体横にしてますが、数手の指先が掛かる悪いホールドのあと、今度は左へ横っ飛びにホールド押さえに行きます。

地面は遥か100m以上も眼下に、遠ざかった場所で。


私はフォローだったので、リードの動きで予習させて貰ってハング越えは無事こなし、とは言っても息切れまくりでスラブ突入。

粘った割に、あえなく左へブッ飛びました。
(正確には粘ったのではなく、すさまじい高度感に、力尽きるまでホールドが離せなかった)


全員の一致した見解では、

「あれってワンポイント7aってもんじゃなかったよね?」

「セラpassのショートルートの7aの方が、絶対やさしいっすよね?」



何故ならこのメンバー全員が、7aであればオンサイト可能な顔ぶれだったからです。

ボルダームーブ1級といった感じ。
スラブ部分は7c(5.12d)とのことです。


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しかしです・・・ここで頑張りすぎるべきではなかった

だってまだ、登った壁は全ピッチの、半分に過ぎないのですから。


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ドロミテクライミングのポイントは、如何に余力を残すべきかも、大事なポイント


どこまでも緩まない傾斜の壁に、ホテルの部屋が恋しくなります。

このあとも、ボディテンション総動員の、右へ左への忙しい切り返し。


滅多に声を出さない私も含め、気合の声がコダマします。


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地面が遠すぎて、力振り絞ってでも(気持的に)、落ちる訳には行きません。


なんとか全ピッチを終えたときにはグッタリだけど、下山もまだ気は抜けず。




結局は全てのピッチが、5.11以上ありました。

それも壁が立ってるだけに、1ピッチが時に50mもあったりする。

レストが無いというか、ダレる処が無いというか・・・?


作った人の感覚によって、グレード付けは時に大きなズレを生じるものですが。

ドロミテグレードには、すっかりヤラれちゃいました。


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お隣の、Big Micheluzzi Y を、先に登っていたはずの彼らですが・・・


取り付きの車に戻って壁を見上げたら、まだこの先2ピッチくらいしか進んでなかった?



「いやぁ〜凄かったね」

「楽しかった〜」

なんて喜ぶ男衆・・・・元気だよ、あなたたちホント。






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