大阪国際女子マラソンがありました。
祝・赤羽有紀子選手(ホクレン) 優勝!!
マラソン5度目にして、悲願の初優勝達成。
2時間26分29秒と残念ながら内定には届きませんでしたが、しかし、あれだけの走りを見せれば、ほぼ確定とみていいでしょう。
オリンピックと違って世界選手権は5人出られますから。
序盤はペースメイカーの働きで、いいペースで進んでいきます。
ただ向かい風が強かったのと気温が低かったせいで、ペースメイカーが抜けたあたりでペースが落ちましたね。
高速コースになったと言うことでしたが、従来のコースであったらもっとタイムは悪かったかもしれません。
それにしても今年の大阪はかなり寒かったようですね。
大会最低気温だったというようなことをテレビで言っていましたが…
そうするとタイムが出ないのは仕方ないでしょう。
流れとしては、スパートらしいスパートは赤羽選手が最後にやったもののみで、あとはペースを維持できなくなった選手が脱落していく、という構図にも思えました。
そういう過酷なレースの中、5kmのラップで一度も18分台に落とさなかったただ一人の選手が赤羽選手だったわけです。
このあたりに赤羽選手の強さが見られましたね。
勝つことを期待されて勝つ、というのがどれだけ難しいかは多くの選手が証明しているところですが、それを成し遂げた赤羽選手はやはりたたえられるべきでしょう。
2位には伊藤舞選手(大塚製薬)が入りました。
ペースメイカーが抜けた後、先頭を引っ張り、38.7kmくらいまで赤羽選手と優勝争いを演じたのは大健闘といっていいでしょう。
自己記録を2分18秒も更新する2時間26分55秒でのゴール。
2回目のマラソンで結果を出したというのも大きいですね。今後の活躍が期待されます。
横浜と名古屋の結果によっては伊藤選手にも世界選手権代表の可能性があります。
3位は堀江知佳選手(ユニバーサルエンターテインメント)。
2時間27分26秒とまずまずのタイム。
堀江選手は4大会連続で2時間30分を切っているなど安定しています。これは評価されることだと思います。。
今回も途中で一度前に出るなど積極的な走りを見せました。
4位はインチェルティ選手(イタリア)。2時間27分33秒。
最初から優勝争いに加わらなかったのが残念ですが、20kmから25kmのラップ、30kmから35kmのラップ、あるいは40kmからゴールまでのラップでは赤羽有紀子選手を上回る全選手トップのタイム。
20km以降のタイムでは赤羽選手と同タイムですね。いかに後半追い上げたかがよくわかります。
5位は木崎良子選手(ダイハツ)。
万全の状態ではなかったようです。30kmすぎあたりから遅れ始め、終盤は失速してしまいました。
ただそれでも2時間29分55秒と2時間30分をきるあたりはさすがですね。
2時間30分を切ったのが5人ということからも、やはり今年の大坂はコンディションが悪かったことがわかりますね。
そうすると高速コースの効果がでるのは来年でしょうか。

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