〜北関東地区の後半の話〜
さてすっかり遅くなってしまいましたが、北関東の話の後半です。
例によって栃木勢の活躍を中心にお送りします。
〜19日の話〜
女子走幅跳では須田有加選手(國學院栃木)が5m82(+0.5)で2位に入りました。
須田選手は1回目でこの記録をマークし、トップに立ちます。
その後、清野華菜選手(埼玉栄)に抜かれますが、そのまま2位をキープ。
昨年に続いてのインターハイ出場を決めました。
清野華菜選手は5m86(+1.1)で優勝。清野選手は栃木西中出身なのである意味栃木勢の1位2位と言えないこともないですね。また清野選手は3年連続のインターハイ出場権獲得。
3位には大窪海音香選手(埼玉栄)が5m74(+1.4)で入りました。
女子800mでは栃木県大会を制した期待のルーキー・山田凛選手(那須拓陽)が2分13秒56で3位に入りました。
優勝したのは石井まい選手(深谷商)。石井選手は連覇達成。また3年連続のインターハイ出場権獲得。
2位には中山咲選手(埼玉栄)が2分12秒45で入りました。中山選手は1500mに続いてのインターハイ出場権獲得。
女子200mでは栃木県大会を制した塩谷澪選手(白鴎大足利)が25秒43で4位に入りました。
優勝したのは100mを制したスーパールーキー・土井杏南選手(埼玉栄)。24秒51(-0.5)で圧勝。
2位にはこちらも1年生の福嶋美緒選手(春日部東)が25秒12で入りました。
男子800mでは栃木県大会を制した伊澤賢人選手(栃木)が1分55秒63で3位に入りました。
優勝したのは、茨城県大会を制した楠康成選手(東洋大牛久)で1分54秒18をマーク。
楠選手は連覇達成。また3年連続のインターハイ出場権獲得。
男子走高跳では昨年の全日中の覇者で、栃木県大会を制した中島大輔選手(佐野日大)が2m01で3位に入りました。
茨城県大会を制した市村脩人選手(つくば秀英)が2m07で優勝。市村選手は自己新ですね。また3年連続のインターハイ出場権獲得。
男子やり投では栃木県大会を制した高橋直治選手(青藍泰斗)が56m84で5位、田野井弘夢選手(鹿沼)が56m51で6位となり、2選手がインターハイ出場権獲得。田野井選手は昨年に続いてのインターハイ出場権獲得。
優勝したのは茨城県大会を制した森誉選手(竹園)で65m98の自己新でした。
2位には高橋輝選手(前橋育英)が61m54で入りました。
男子5000mWでは埼玉県大会を制した小林大地選手(狭山経済)が21分57秒26で優勝。
栃木勢では押山秦庸選手(佐野日大)が23分06秒15で5位に入ったのが最高。競歩は5位だとインターハイに出られないのが残念ですね。
男子200mでは400mを制した佐藤拓也選手(越谷西)が21秒79(-0.3)で優勝。
4位までを埼玉勢が占めました。
栃木県勢は残念ながら決勝進出はなりませんでした。
〜20日の話〜
男子3000mSCで藤井瞭選手(那須拓陽)が9分08秒44の自己新で2位、栃木県大会を制した池澤健太選手(那須拓陽)がこちらも自己新となる9分09秒86で3位、さらに浅野友哉選手(佐野日大)が9分14秒08で6位となり、栃木勢が3人インターハイ出場権獲得。
優勝したのは佐野雅治選手(農大二)で9分05秒86の好タイムでした。
この結果、栃木県高校歴代15傑がこんな感じに。
男子3000mSC 栃木県高校歴代15傑 ※2011年6月20日まで
8:57.68 小池寛明(佐野日大) 2009.8.02 鴻ノ池
9:05.44 中山隆(佐野日大) 1996.6.15 敷島
9:08.43 塩田将剛(矢板中央) 2000.10.16 富山総合
9:08.44 藤井瞭(那須拓陽) 2011.6.20 千葉
9:08.69 平山光典(黒磯南) 1993.10.26 鳴門
9:09.62 伏島祐介(白鴎大足利) 2008.8.01 熊谷
9:09.86 池澤健太(那須拓陽) 2011.6.20 千葉
9:10.42 菊池昌寿(黒磯南) 2003.6.16 敷島
9:11.55 池田拓矢(那須拓陽) 2006.8.05 長居
9:11.83 増渕耕輔(作新学院) 2006.6.19 等々力
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9:12.46 磯洋行(那須拓陽) 2000.6.17 駒沢
9:12.78 桜井直人(大田原) 1996.6.15 敷島
9:14.07 入澤啓介(佐野日大) 2010.6.21 笠松
9:14.08 浅野友哉(佐野日大) 2011.6.20 千葉
9:14.99 染谷勇人(佐野日大) 2003.6.16 敷島
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実は栃木の選手が複数人同時に9分10秒を切ったのは今回が初めてです。
※ランキングに誤りがあったため、27日午前0時30分ごろ修正しました
男子三段跳では栃木県大会を制した海老原侑也選手(小山南)が14m19(+2.2追い風参考)で5位に入りました。
海老原選手は6位の小板橋拓斗選手(富岡)と同記録でしたが、セカンド記録で上回り5位。
なお公認では14m05(+1.8)をマークしています。
涌井爽汰選手(今市)は8位でした。
優勝したのは倉崎尚輝選手(深谷商)で14m96(+1.8)をマーク。倉崎選手は昨年に続いてのインターハイ出場権獲得。
1位から4位までを埼玉勢が占めました。
男子円盤投では埼玉県大会を制した武田一城選手(西武台)が47m05で優勝。
群馬県大会を制した吉野順也選手(前橋育英)が44m30で2位。吉野選手は昨年に続いてのインターハイ出場権獲得。
栃木県勢では安達卓也選手(文星芸大附)が33m45で16位に入ったのが最高でした。
男子4×400mRでは埼玉栄が3分14秒24で優勝。
栃木勢は残念ながら決勝に進めませんでした。
女子100mHでは須田有加選手(國學院栃木)が14秒76(-1.7)で3位に入りました。
畑澤桃香選手(國學院栃木)は15秒00で7位となり、惜しくもインターハイ出場はなりませんでした。
勝ったのはインターハイでも優勝候補に挙がっている久貝瑞稀選手(東洋大牛久)で14秒05をマークし、2位に0秒68差をつける圧勝でした。
女子3000mでは阿久津有加選手(那須拓陽)が9分44秒31で6位に入り、インターハイ出場権獲得。7位との差はわずか0秒04という接戦でした。
1500mでのインターハイ出場を逃した分の執念を感じましたね。
1500mを制した後閑美由紀選手(常磐)が9分23秒09で勝ちました。
女子4×400mRでは國學院栃木が3分53秒82で4位に入りました。
優勝したのは埼玉栄で3分46秒14の好タイムでした。なお埼玉栄の第一走者は清野華菜選手で、清野選手は両リレーと走幅跳の3冠を達成しました。
女子砲丸投では埼玉県大会を制した松田昌己選手(西武台)が13m97で圧勝。
ファールとなったもの以外はすべて2位の記録を上回りました。
松田選手はこれで北関東大会3連覇。インターハイでは連覇に挑みます。
2位には茨城県大会を制した雨谷楓選手(土浦湖北)が13m02で入りました。
栃木勢では津金恵美選手(青藍泰斗)が10m76で12位に入ったのが最高でした。
女子七種競技では庄司華乃選手(市立川口)が4411点で優勝。
石井ゆりこ選手(水戸桜ノ牧)が4247点で2位。
走高跳を制した庄司雪乃選手(市立川口)が4245点で3位に入っていますね。
栃木勢では大坪菜々美選手(國學院栃木)が3554点で11位に入ったのが最高でした。
今日はここまで。

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