熊本で行われた九州高校駅伝の話
男子
男子は混戦。
1区では高田康暉選手(鹿児島実)がただ一人30分を切る29分59秒で区間賞。
4秒差の2位には江頭祐輔選手(白石)がつけます。
さらに9秒遅れて大分東明の大塚祥平選手が3位に。
そこから少し遅れて30分30秒の4位で日本文理大附の室井勇吾選手が通過。
その5秒差の5位に大牟田の冨田三貴選手が通過。
さらに3秒遅れて鳥栖工の井上拳太朗選手が通過。
5連覇を狙った九州学院は県大会と同じ宮上翔太選手を起用しますが、30分51秒で8位と出遅れ。
2区
2区で佐賀県大会では3区に起用した小池竣也選手を起用するという若干贅沢な作戦をとった白石がトップを奪取。小池選手は区間賞も獲得。
この時点で2位の鹿児島実に30秒差をつけ、白石は1区2区でのスタートダッシュに成功。
大分東明が3位。トップからは35秒差。
大牟田が4位浮上。トップからは44秒差。
鳥栖工が5位浮上。
九州学院は県大会で同じ区間を走り、区間賞だった池崎元気選手を起用。池崎選手は県大会と全く同じ8分43秒で区間3位となり、6位浮上。
やはり1区で出遅れた小林が荒武星哉選手の同タイム区間賞の快走で7位浮上。九州学院とはわずか1秒差。
3区
トップを行く白石は片渕恵太選手が区間5位にまとめ、トップをキープ。
近藤修平選手が区間2位の好走を見せた大分東明が13秒差の2位浮上。
東島彰吾選手が区間賞の快走を見せた鳥栖工が3位浮上。トップとの差は20秒。
九州学院は渡邊一磨選手が区間3位となり、2人かわして4位まで上げてきました。
小林も森湧暉選手が2人かわして5位浮上。
大牟田が6位、鹿児島実が7位に。
4区
九州学院はインターハイ6位、国体2位のエース・久保田和真選手を起用。久保田選手は区間2位に42秒差をつける素晴らしい走りで一気に逆転。トップを奪います。
鳥栖工の渡邉慎也選手が区間4位にまとめ、2位浮上。
大分東明が3位。4位に小林と続きます。
白石が5位。
小谷政宏選手をここに起用した文理大附が6位浮上。小谷選手は区間2位と好走。
大牟田が7位に後退。
5区
トップを行く九州学院は近藤修一郎選手が区間2位タイと手堅くつなぎ、トップをキープ。
鳥栖工は内村健太郎選手が区間2位タイとなり、2位をキープ。
大分東明が3位キープ。
小林は4位キープではありましたが、河野誉選手が大分東明に追いつき、同タイムで中継。
白石が5位。
大牟田は大山憲明選手を起用。大山選手は区間賞の快走で、一人かわし、さらに白石まで1秒差に迫ります。
文理大附が7位に後退。
6区
九州学院は坂本新選手が区間5位となりますが、トップをキープ。
金森象選手が区間賞の快走を見せた大分東明が2位浮上。
新地司選手が区間賞まであと1秒と金森象選手に徹底的に食らいついた小林が1秒差の3位。
鳥栖工が4位。
大牟田が5位浮上。
文理大附が6位浮上。
白石が7位に。
7区
九州学院はアンカーの南俊輔選手が区間賞で締め、2時間06分42秒で優勝。
1区こそ少々出遅れた感じではありましたが、そこからは冷静に順位をあげていき、最後はトップでゴール。
見事5連覇達成です。
2位には大分東明。菅原優樹選手が区間3位と粘り、2位を守ってゴール。2時間07分43秒と好タイムでした。
小林が3位。2時間07分50秒と好タイムでした。
鳥栖工が4位。2時間07分54秒とこちらも2時間08分を切ってきました。アンカーの渡邊太陽選手は区間2位と好走。
大牟田が5位。2時間09分04秒と最後まで優勝争いに絡めなかったのは残念ですね。ただ県大会と同様に冨田選手以外は1年生と2年生で構成しているので、来年を見据えたオーダーと言えるかもしれません。
6位は文理大附。全国大会の出場を逃した中では最高位。室井選手、小谷選手の両エースがきちんと仕事をした感じですね。
7位は白石。江頭選手、小池選手と序盤で勢いに乗せたのは大きかったですね。後半順位を下げてしまいましたが、2時間09分33秒と県大会の時を大きく上回るタイムを出しました。
8位は鹿児島実。1区の勢いをつなげられなかったのが残念ですね。ただ、きっちり入賞を果たしています。
女子
1区では上原美幸選手(鹿児島女)が矢野栞理(北九州市立)と同タイムながら区間賞。19分11秒と好タイムでしたね。
その2秒差の3位で筑紫女学園の由水沙季選手が通過。
そこから7秒差で神村学園の中原海鈴選手、さらにその1秒差で大谷くみこ選手となんと5位までが10秒差以内で通過するという大接戦。
諫早が6位。19分38秒と三原志穂選手も好タイム。
大分西が7位。
2区
北九州市立は県大会と同様に保坂真里奈選手を起用。保坂選手は区間賞の快走を見せ、トップを奪います。
神村学園の中村尚香選手も同タイムの区間賞で2位浮上。
筑紫女学園が3位。園田聖子選手は神村学園にはかわされたものの、鹿児島女をかわして3位キープ。
4位に大分西。中村真唯選手は区間賞まであと3秒の区間3位と好走。
5位が諫早、6位鹿児島女となります。
3区
神村学園は安富美希選手が区間賞の快走でトップを奪います。
北九州市立が3秒差の2位。
筑紫女学園は3位。
諫早が4位浮上。山本芽依選手は区間2位と好走。
大分西が5位。
鹿児島女が6位。
4区
トップを行く神村学園は岸良美周選手が区間賞の快走を見せ、トップをキープ。
しかし、北九州市立の金平裕希選手も1秒差の区間2位とねばり、結局4秒差で2位とアンカー勝負に持ち込みます。
筑紫女学園は山下未来選手が区間3位となり、トップからは32秒差に。
4位は碓井さくら選手が区間4位となった諫早。トップからは1分02秒差。
5位は大分西、6位鹿児島女は変わらず。
5区
神村学園はアンカーの西山のぞみ選手も区間賞。1時間8分55秒で見事優勝。
筑紫女学園は木村友香選手が区間2位となり、2位浮上。1時間09分31秒でした。
北九州市立が3位。最後は離されましたが、4区まで優勝争いを展開したのはすごいですね。
4位は諫早。
そして小林はアンカーの岩浪幸選手が区間3位となり、5位浮上。
6位は大分西、7位鹿児島女となりました。
熊本勢は千原台が11位に入ったのが最高でした。ただ千原台のアンカーの加藤みちる選手は1年生ながら区間4位と健闘しましたね。
時間が遅いので今日はここまで

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