東京マラソンが行われました。
スタートは速いペース。
海外招待選手が前の集団、そのほかの選手は第二集団に含まれるという展開。
その第一集団に日本選手で唯一入ったのが、藤原正和選手(Honda)。
この時ペースメイカーを除くと、第一集団にいたのは、ゲブレシラシエ選手(エチオピア)、メコネン選手(ケニア)、キプチュンバ選手(ケニア)、キプロティチ選手(ウガンダ)。
10kmを過ぎてしばらくして、先頭集団のペースが落ち、後方集団との差が少し縮まります。
この時に、キプチュンバ選手が脱落。キプチュンバ選手は第二集団で15kmを通過しますが、そのうちここからも遅れ、いつのまにか棄権していました。
藤原正和選手は17kmあたりから遅れ始め、中間点を過ぎたあたりで第二集団に吸収されます。
その後は徐々に遅れ、最終的には2時間16分46秒で31位でした。
ただ前半から積極的にトップ集団に勝負を挑むという、最近の男子ではあまり見られなかったレースだったので、そこは良かったのではないかと思います。
その後、川内優輝選手が遅れ始めます。
この時点では、福岡の例もあるので、またあとからあがってくるのかと思っていたのですが…
残念ながら終盤も追い上げられず、14位に。
25kmあたりからはメコネン選手とゲブレシラシエ選手が一騎打ちの様相。
キピエゴ選手とキプロティチ選手が先頭から遅れ始めます。
後方では25kmあたりからあがってきたのが藤原新選手。
集団から抜け出すと単独5位に浮上。
松宮隆行選手(コニカミノルタ)や前田和浩選手(九電工)らが追いかける展開。
さて32kmを過ぎたあたりで、藤原新選手がついにキプロティチ選手を捉え、4位に浮上。
このまま並走で上げていったのが良かったですね。
35kmを過ぎたあたりから、ゲブレシラシエ選手とメコネン選手のペースが落ちます。
そのうちメコネン選手が遅れ始め、ついにゲブレシラシエ選手が単独トップ。
しかし、ペースダウンは止まらず、後ろからキピエゴ選手が徐々に近づいてきます。
37kmあたりでキピエゴ選手がメコネン選手をかわして2位に浮上。
さらにゲブレシラシエ選手も射程圏に入れます。
38km過ぎでキピエゴ選手がゲブレシラシエ選手をかわし、ついにトップに。
キピエゴ選手が徐々にゲブレシラシエ選手を引き離していきます。
一方、その後ろではキプロティチ選手と藤原新選手がメコネン選手をかわし、3位争いに。
そのうちキプロティチ選手は藤原選手も引き離し、単独3位に。
40kmあたりでキプロティチ選手はゲブレシラシエ選手を捉え2位浮上。
さらに後方には藤原新選手の姿も。
41kmすぎというか、「あと1km」の看板のすぐ手前で藤原新選手がゲブレシラシエ選手をかわし、3位に浮上。
さらにゴール前ではキプロティチ選手もかわして2位でゴール。
最後はトップから11秒差と大健闘でしたね。
2時間7分48秒は日本歴代7位だそうで。
藤原新選手は4年前も2位、2年前も2位。そして今回も2位と2年ごとに2位の活躍。
さてそのあと続々とゴール。
ゲブレシラシエ選手は2時間08分17秒で4位。最後はかなり疲れた感じでした。
5位には優勝経験もあるロスリン選手(スイス)が2時間08分32秒で入りました。
日本選手では前田和浩選手が2時間08分48秒で6位に。
実は前田選手と藤原新選手は同学年。
両者ともに自己新ということでこんなものを。
1981年度生まれ歴代10傑 ※2012年2月26日まで
2:07:48 藤原新(1981.9.12) 2012.2.26
2:08:38 前田和浩(九電工1981.4.19) 2012.2.26
2:10:10 徳永考志(三菱重工長崎1981.6.06) 2005.3.06
2:12:10 高見沢勝(佐久長聖高教1981.7.14) 2008.8.31
2:12:44 高田千春(JR東日本1981.7.09) 2010.12.05
2:12:44 竹内健二(トヨタ自動車九州1981.9.21) 2011.2.13
2:12:50 久保田満(旭化成1981.9.30) 2007.3.04
2:12:52 中村悠希(カネボウ1981.6.21) 2012.2.26
2:13:17 田中雄規(SUMCO1981.12.14) 2011.3.06
2:13:24 大和田匠(日立電線1981.10.05) 2011.2.13
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下のほうは少々怪しいですが。
さりげなく中村悠希選手も入っていますね。
※2月29日午前2時ごろ修正しました。
女子ではハブタム選手(エチオピア)が2時間25分28秒で優勝。
前半素晴らしい走りを見せた大久保絵里選手(セカンドウインド)は2時間26分08秒で4位。
ただそれでも自己記録を大きく更新しましたね。
原裕美子選手(ユニバーサルエンターテインメント)は2時間44分52秒でした。
時間が遅いので今日はここまで。
さて前回の福岡クロカンの記事に関連して。
まっすーさんの「陸上競技応援ページ」(
http://homepage2.nifty.com/mlb/)で少しだけ動画が見られます。
ジュニア女子はちょうどテレビではしょられた部分(笑)が見られます。

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