金栗記念選抜陸上中長距離熊本大会が行われました。
これが始まると、本格的にロードからトラックのシーズンになった感じがしますね。
男子5000mではP.ムトゥンガ選手(トヨタ紡織)が大会歴代2位となる13分21秒36の好タイムで優勝。
2位には竹澤健介選手(エスビー食品)が13分28秒70とこちらは日本選手の大会歴代最高タイムではいりました。
そして3位にはギタウダニエル選手(富士通)が13分28秒97で続き、4位には宇賀地強選手(コニカミノルタ)が13分29秒50の自己新で入りました。これは駒大OB新記録ということにもなりますね。
4位までが13分台前半というのは史上初の快挙。しかもそのうち2人は日本人選手というのがいいですね。トラックシーズンが楽しみになってきました。
5位には同じくコニカミノルタのクイラ選手が13分30秒07で入っていますね。
6位には佐藤悠基選手(日清食品)が13分33秒16で続き、7位には深津卓也選手(旭化成)が13分33秒34の自己新で入りました。
8位のムワカ選手(愛三工業)までが13分40秒を切るという非常にレベルの高い結果でしたね。
この結果この大会における日本選手のパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
一般男子5000m 日本人選手パフォーマンス歴代20傑 ※2012年まで
13:28.70 竹澤健介(エスビー食品) 2012年2位
13:29.50 宇賀地強(コニカミノルタ) 2012年4位
13:33.16 佐藤悠基(日清食品) 2012年6位
13:33.34 深津卓也(旭化成) 2012年7位
13:33.61 竹澤健介(エスビー食品) 2010年4位
13:35.38 石川卓哉(中国電力) 2011年6位
13:36.98 高岡寿成(鐘紡) 1994年1位
13:39.13 田子康宏(中国電力) 2008年6位
13:39.85 高井和治(九電工) 2008年7位
13:40.04 松宮隆行(コニカミノルタ) 2004年5位
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13:40.92 松宮隆行(コニカ) 2003年4位
13:41.68 徳本一善(日清食品) 2003年6位
13:41.80 斎藤勇人(Honda) 2012年9位
13:41.99 出口和也(旭化成) 2012年10位
13:42.30 高井和治(九電工) 2012年11位
13:43.01 深津卓也(駒澤大) 2008年9位
13:43.10 宇賀地強(コニカミノルタ) 2011年8位
13:43.44 石川卓哉(中国電力) 2012年12位
13:43.50 田尻裕一(クロサキ) 1997年2位
13:44.23 油布郁人(駒澤大) 2012年13位
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なんと今年の記録が9つも!!!!これはすごいですね。
※4月9日2時25分ごろ一部訂正
男子高校5000mではズク選手(豊川)がこの部門の歴代最高タイムとなる13分52秒71で優勝。2位には服部弾馬選手(豊川)が14分12秒50で入り、3位には一色恭志選手(豊川)が14分22秒90で入りました。
ここから少しひらいて4位には近藤修平選手(大分東明)が14分32秒62で入り、5位には土屋貴幸選手(豊川)が14分33秒62で入ったため、5人中4人が豊川の選手。うち3人は仙台育英から今年転校してきた選手という結果になりました。
男子1500mでは昨年の日本選手権8位の村上康則選手(富士通)が3分43秒96で優勝。
2位には昨年の日本選手権6位の高谷将弘選手(JR東日本)が3分43秒99で入りました。
800mで昨年の日本選手権を制した横田真人選手(富士通)が3分45秒63で3位。
先月の福岡クロカンを制した大迫傑選手(早稲田大)が3分46秒84で5位。
3000mSCで昨年の日本選手権を制した武田毅選手(スズキ)が3分47秒28で6位に入っていますね。
昨年の日本選手権を制した井野洋選手(富士通)は3分48秒50で7位でした。
女子5000mではチェピエゴ選手(九電工)が15分20秒30で優勝。
W.ムルギ選手(トヨタ自動織機)が15分21秒77で2位に入りました。
3位には安藤友香選手(チームミズノ)が15分43秒67で入り、日本選手トップ。
そして4位には高校生の矢野栞理選手(北九州市立高)が15分44秒68で入りました。
矢野選手は自己記録にはわずかに届かなかったものの、これで5回目の15分台。これはすごいですね。特にここ3回は15分44秒台と非常に安定しています。
同じく高校生の木村友香選手(筑紫女学園)は16分19秒86でこの組13位全体では19位でした。これでも高校生としては十分好タイムなのですが、木村選手の自己記録を考えるとまだ不調から抜け切れていない印象。ただまだ始まったばかりですから、今後調子を上げていってほしいですね。
高校女子3000mでは大谷くみこ選手(大分東明)が9分31秒26で優勝。
由水沙季選手(筑紫女学園)が9分35秒38で2位に入りました。
女子1500mではマランガ選手(TOTO)が4分24秒79で優勝。
宗由香利選手(旭化成)が4分27秒54で2位。
高校生の福田有以選手(須磨学園)が4分27秒97で3位と健闘しました。
時間が遅いので今日はここまで。

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