高校駅伝が行われました。
まずは女子の話
1区
1区は予想通りのスローペース。
終盤に持ち前のスパート力を生かして抜け出した由水沙季選手(筑紫女学園)が19分39秒でトップ。
4秒差の2位で大阪薫英女学院の大森菜月選手、その1秒差の3位で興譲館の川内理江選手、同タイムの4位で青森山田の西澤果穂選手と続きます。
連覇を狙う豊川はトップから6秒差の5位で通過。
6位に八王子の谷萩史穂選手、優勝候補の立命館宇治は菅野七虹選手がトップから9秒差の7位につけます。
有力校の1つだった白鵬女はトップから19秒差の14位。
長野東は湯澤ほのか選手が競技場での転倒に巻き込まれた影響もあったのかトップから19秒差の15位。
2区3区4区に有力選手を並べた須磨学園は太田琴菜選手が競技場内で転倒。トップから38秒差の25位。
その直後の26位で那須拓陽の阿久津有加選手が通過。
阿久津選手は最初は集団の中盤より少し前方の歩道寄りのいい位置にいたのですが4kmすぎあたりから徐々に遅れてしまったのが残念でしたね。
2区
大阪薫英女学院は松田瑞生選手が序盤からすごいペースで走り、早くもトップを走っていた筑紫女学園の山下未来選手をかわします。
オーバーペースかとも思われましたが、最後まで押し切り、松田選手は区間賞獲得。
また興譲館の矢本桜子選手も追い上げ、11秒差の2位に浮上。
立命館宇治は岩井朝香選手が区間5位とまずまずの走りで3位浮上。同タイムの4位で神村学園が通過。
神村学園は国体少年B1500m3位の野添佑莉選手が区間3位タイと好走。
筑紫女学園が5位。
豊川が6位。
長野東が7位浮上。
8位に青森山田と続きます。
そして1区で出遅れた須磨学園は横江里沙選手が区間2位と好走。15人をかわして10位まで上げてきました。
那須拓陽の和久夢来選手が3人かわして23位に浮上。
3区
3区では豊川の鷲見梓沙選手が区間新をたたき出し、トップに立ちます。
立命館宇治は池内彩乃選手が区間3位と好走し、3秒差の2位浮上。
薫英女学院が同タイムの3位。
さらにトップから8秒差の4位で興譲館、その3秒差で神村学園が通過。
筑紫女学園が6位。順位を落としていたので、楢崎夏美選手があまり良くなかったのかと思いきや、実は区間4位と好走。
須磨学園は福田有以選手が従来の区間記録を上回る素晴らしいタイムで3人かわして7位浮上。
那須拓陽は永井千晴選手を起用。26位で通過。
この結果、3区のパフォーマンス歴代10傑がこんな感じに。
高校駅伝 3区 パフォーマンス歴代10傑
9:21 鷲見梓沙(豊川) 2012年1位
9:22 福田有以(須磨学園) 2012年2位
9:25 鳥海裕子(埼玉栄) 1996年1位
9:28 川上夏紀(須磨学園) 2008年1位
9:30 村岡温子(須磨学園) 2006年1位
9:33 池内彩乃(立命館宇治) 2012年3位
9:35 廿野由紀子(埼玉栄) 1995年1位
9:35 西山弥生(須磨学園) 2004年1位
9:37 高島由香(興譲館) 2004年2位
9:37 高田鮎実(諫早) 2005年1位
9:37 阿部有香里(仙台育英) 2006年2位
9:37 楢崎夏美(筑紫女学園) 2012年4位
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9位が4人いたので12傑に。
それにしても今年のレベルはすごかったですね。
4区
豊川は仙台育英からの転校生の関根花観選手が区間2位と好走し、トップをキープ。
立命館宇治は廣田麻衣選手が一度は追いつき、並走するような形でしばらく進みますが、終盤に離されて2位。
トップからは4秒差。
須磨学園は小林美香選手が区間歴代4位タイに当たる素晴らしいタイムで区間賞獲得。小林選手は4人抜きで3位に浮上。
大阪薫英女学院が4位、5位に興譲館と続き、6位に神村学園、7位に筑紫女学園、8位に青森山田と続きます。
那須拓陽は藤田いづみ選手が32位で通過。
5区
立命館宇治のアンカーは昨年に続いてのアンカーとなる青木奈波選手。
2kmを過ぎたあたりで豊川をとらえ、そのまま抜き去ります。
青木選手は区間賞こそ逃したものの、15分32秒という日本人選手としては歴代2位タイの素晴らしいタイムをマーク。
1時間07分22秒という好タイムでの優勝に大きく貢献しました。
2位は豊川。
3位には興譲館が入りました。アンカーの足立知世選手は区間4位タイと好走し、表彰台を死守。
筑紫女学園が4位。アンカーの園田聖子選手は3人抜き。
大阪薫英女学院が5位。学校最高順位どころか大阪府の最高順位も更新しましたね。1区2区でのいい流れをうまく生かしました。
6位は須磨学園。序盤の出遅れを2区3区4区でカバー。今年も入賞を果たしました。
青森山田が7位。初入賞です。アンカーのワンジル選手の区間賞もありましたが、やはり1区での西澤選手の好走が大きかったですね。
8位に神村学園が入りました。8位の入賞ラインが1時間08分23秒と好タイムでしたね。
白鵬女は1時間09分00秒で9位。2年連続の入賞はなりませんでしたが、アンカーの秋山桃子選手は区間3位と好走。
10位は長野東が入りました。
16位の山形城北までが1時間10分を切るレベル高い争いでしたね。
那須拓陽は30位。
アンカーの小谷萌子選手は順位を2つあげました。
時間が激しく遅いので今日はここまで。
男子の話は明日書けたら書きます。

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