都道府県対抗男子駅伝が行われました。
1区
昨年区間賞の中谷圭佑選手(兵庫)が積極的に引っ張ります。
4km手前あたりで中谷選手がペースをあげ、それについた高校駅伝1区区間賞の西山雄介選手(三重)、東京の打越雄允選手、千葉の花澤賢人選手、栃木の石川颯真選手(佐野日大)などのグループができます。
中谷選手はその後さらにペースを上げ、一時は後続を大きく引き離します
最後は追い上げられたものの19分56秒の好タイムで昨年に続く1区区間賞。
後方では栃木の石川選手が好走。
一度は西山選手に抜かれたものの、再び抜き返し、最後はトップに2秒差までせまる追い上げを見せ、2位で中継。
19分58秒は栃木県最高タイム。
三重の西山選手が3位で通過。20分00秒は三重県最高タイム。
4位で福井の石橋安孝選手、5位に千葉の花澤賢人選手、6位に東京の打越雄允選手と続きます。
優勝候補の愛知は林辰也選手がトップから18秒差の7位につけます。
2区
兵庫の2区は1500mと3000mの中学記録保持者の池田親選手。
序盤で栃木の廻谷賢選手(塩谷中)や千葉の羽生拓矢選手に追いつかれますが、終盤で突き放してトップをキープ。
8分34秒と好タイム。
千葉が13秒差の2位で通過。
栃木はトップから16秒差の3位。しかし廻谷選手は持ちタイムが9分05秒ということですから、池田選手とや40秒以上もの差があると考えると健闘と言っていいかもしれません。
愛知は飯島康介選手が区間5位と好走し4位浮上。トップからは19秒差。
東京が5位、福井が6位と続きます。
この区間では静岡の太田智樹選手が全日中チャンピオンの意地を見せ、16位まで上げてきました。太田選手は8分32秒の好タイムで11人抜き。
しかしその太田選手を上回る走りを見せたのが広島の新迫志希選手。区間記録を更新する素晴らしい走りでこちらも11人抜き。
ちなみにこのほかにも長野の關颯人選手が10人抜きで18位まで上げていますね。
素晴らしいレベルの争いとなりましたが、新迫選手が区間賞、太田選手が区間2位となりました。
この結果この区間のパフォーマンス歴代20傑がこんな感じに。
都道府県対抗男子駅伝 2区 パフォーマンス歴代20傑 ※現在のコースのもの
新迫 志希(広島) 8:29 2013年1位
勝亦 祐太(静岡) 8:30 2009年1位
高森 建吾(千葉) 8:31 2011年1位
横木 克宜(福島) 8:32 2002年1位
横手 健(栃木) 8:32 2009年2位
太田 智樹(静岡) 8:32 2013年2位
本多 浩隆(山口) 8:33 2001年1位
小川 誉高(兵庫) 8:33 2009年3位
關 颯人(長野) 8:33 2013年3位
志方 文典(兵庫) 8:34 2007年1位
池田 親(兵庫) 8:34 2013年4位
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和田 健秀(福島) 8:35 2004年1位
河野 晴友(栃木) 8:35 2004年1位
両角 駿(長野) 8:35 2009年4位
服部 勇馬(新潟) 8:35 2009年4位
坂本 大志(鹿児島) 8:35 2011年2位
飯島 康介(愛知) 8:35 2013年5位
松尾 淳之介(秋田) 8:35 2013年5位
山野 友也(千葉) 8:36 2007年2位
西 恭平(福岡) 8:36 2007年2位
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今年の記録が6つもありますね。いかに今年のレベルが高かったかがわかります。
3区
兵庫は藤井啓介選手が3区。
これに6kmすぎあたりで東京の大迫傑選手が追いつき、しばらく並走。
最後は大迫選手が藤井選手を振り切って東京がトップ通過。
大迫選手のタイムは区間歴代3位の素晴らしいタイム。区間2位に18秒差と圧倒的でしたね。
8秒差の2位で兵庫が通過。藤井選手も区間7位とまずまずの走り。
愛知が三田裕介選手選手の好走で、3位浮上。
福井が4位浮上。
静岡は大石港与選手が11人抜きを見せ、5位浮上。福井とは1秒差。
松岡佑起選手が14人抜きを見せた京都が3位浮上。
栃木の横手健選手(明治大)は駅伝の疲れもあったのか、区間28位と本来の力を発揮できず、7位に。
ただ4位までは6秒差と粘りを見せます。
4区
兵庫の秋山雄飛選手が区間新の素晴らしい走り。区間2位に22秒差とこの区間では史上最高の差をつけて、東京との差をなんと1分にします。
2位には東京。ここで区間37位となってしまったのが痛かったですね。
3位は愛知。意外と追い上げ切れず、トップからは1分08秒差と拡大。
栃木の浅石祐史選手(作新学院)が区間4位と好走。最初は千葉に追いつかれてしまった感じでしたが、途中で千葉と一緒にペースを上げ、愛知までの差も4秒と表彰台も狙える位置に。
1秒差の5位で千葉。荒井七海選手は区間2位と好走。
山口の松村陣之助選手が区間2位と好走し、10人かわして6位浮上。
同タイムの7位で長崎が通過。
5区
トップを行く兵庫は廣田雄希選手が区間2位と好走。東京にわずかに詰められたものの、それ以外のチームとの差はむしろ広げる形に。
東京の武田凛太郎選手が区間賞で追い上げ、50秒差となんとか追える位置に。
千葉が3位浮上。
愛知は平和真選手が本来の走りではなく、4位に。
大阪が5位浮上。山口が同タイムの6位、鹿児島が1秒差の7位とこの辺は集団ですね。
栃木は上村純也選手(白鴎大足利)がまだ本来の調子を取り戻せていなかったらしく、区間31位となり、15位に後退。
6区
兵庫は西村陽貴選手が区間4位と好走し、トップをキープ。
東京は1分15秒差の2位。
愛知が3位浮上。
千葉が4位。
埼玉の斎藤雅英選手が区間賞の快走で6人をかわして5位浮上。
山口が6位キープ。
秋田の安藤駿選手が区間2位と好走し、5人かわして7位浮上。
栃木は郡司陽大選手(西那須野中)が区間3位と好走し、5人かわして10位に。
この時点で8位の広島とは7秒差となんとか入賞に望みをつなぎます。
7区
兵庫は北村選手が本調子ではなかったものの、逃げ切って2時間19分51秒で優勝。
東京は上野裕一郎選手が最後にすさまじい追い上げを見せましたが5秒届かず、2位。しかしこちらも2時間19分56秒と好タイムでした。
3位が愛知。
4位は埼玉。
5位に千葉と続きました。
広島が6位。
長野が7位。矢野圭吾選手は区間賞の快走。9人かわしました。
そういえば一般区間で区間賞が両方とも学生というのは史上初ですね。
秋田が8位。見事初入賞を果たしました。
栃木は13位。
アンカーの高久龍選手(東洋大)は区間18位。
初出場でいきなりのアンカーは厳しいものがあったかもしれませんね。
ただこれで経験を積んだわけですから、来年はもっといい走りが期待できそうです。
選手および関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。
それでは毎年恒例の部門別
高校生部門(1区、4区、5区)
0:59:03 兵庫(1区1位、4区1位、5区2位)
0:59:40 千葉(1区5位、4区2位、5区6位)
1:00:14 東京(1区6位、4区37位、5区1位)
1:00:29 三重(1区3位、4区13位、5区19位)
1:00:31 愛知(1区7位、4区24位、5区9位)
1:00:33 鹿児島(1区18位、4区21位、5区5位)
1:00:35 栃木(1区2位、4区4位、5区31位)
1:00:38 福井(1区4位、4区30位、5区14位)
1:00:39 福岡(1区11位、4区11位、5区15位)
1:00:44 埼玉(1区17位、4区13位、5区11位)
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兵庫のタイムは高校生区間の合計タイムとしては歴代2位の好タイム。
栃木は1区4区だけなら兵庫に次ぐタイムでした。
5区を含めても7位とまずまず。
中学生部門(2区、6区)
17:28 広島(2区1位、6区5位)
17:30 秋田(2区5位、6区2位)
17:32 兵庫(2区4位、6区4位)
17:35 埼玉(2区17位、6区1位)
17:37 愛知(2区5位、6区7位)
17:42 山口(2区17位、6区5位)
17:43 徳島(2区7位、6区9位)
17:43 長野(2区3位、6区12位)
17:44 長崎(2区13位、6区7位)
17:45 栃木(2区21位、6区3位)
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広島は強かったですね。中学生なのに、あれだけ後ろでもらっていながら自分の走りができたというのがすごいですね。
栃木は持ちタイム以上の活躍をみせました。
一般部門(3区、7区)
1:01:37 東京(3区1位、7区2位)
1:02:22 大分(3区8位、7区5位)
1:02:22 静岡(3区5位、7区7位)
1:02:25 広島(3区4位、7区9位)
1:02:25 京都(3区3位、7区10位)
1:02:26 岐阜(3区9位、7区5位)
1:02:27 愛知(3区6位、7区8位)
1:02:28 福井(3区14位、7区3位)
1:02:36 埼玉(3区20位、7区4位)
1:02:45 長野(3区35位、7区1位)
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東京のタイムは歴代でも4位の素晴らしいタイム。
ちなみに栃木は21位…正直なところもう少し…と言いたいところですが、全員が10代ではなかなか厳しいものがありますね。
時間が激しく遅いので今日はここまで。

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