2007/9/18

上関町長選/原発反対派 擁立急ぐ  

2007年09月15日 山口asahi.com

上関町長選/原発反対派 擁立急ぐ

町長選の立候補予定者説明会に出席したのは現職の陣営だけだった=上関町で

 中国電力が原子力発電所の建設計画を進める上関町で、町長選が25日告示される。82年に計画が表面化してから25年。その間に7回あった町長選はすべて原発推進派と反対派の一騎打ちで、いずれも推進派が制した。「第8ラウンド」となるはずの今回は14日、立候補予定者への説明会があったが、出席したのは再選を目指す現職の関係者だけ。反対派は立候補予定者の擁立を急いでいるものの、告示まで2週間を切っても決まらない異例の事態になっている。

◆推進派は現職が準備
 「いずれ出してくるだろう」。この日、町中央公民館であった説明会に出席した柏原重海町長(58)の陣営の男性は、選挙になるとみる。
 一方、反対派からはこんな声が漏れる。「これまでは告示の2カ月前には擁立できていた。候補者を出せないようでは町外の支援者にも申し開きができない」。
 反対派内部では、この1年間に10人ほどが立候補を打診されたが、いずれも固辞したという。その理由を「これまでの経緯をみると厳しい面があるからだ」と説明する人もいる。
 町長選では推進派6割、反対派4割程度の得票率がほぼ固定化。06年の町議選(定数14)では推進派は9人全員が当選したのに対し、反対派は1議席減らして5人となった。今年4月の県議選熊毛郡区でも、原発建設の中止を訴えた現職が大敗している。
 20年前は約6400人だった町の人口は、今月1日現在で3800人まで減った。原発反対活動に携わる人々の高齢化も影響している。
 ただ、高齢化は町内全体の問題だ。町の人口のうち65歳以上の高齢者の割合は48・79%。柏原町長は「お年寄りが多く、このまま財政が苦しくなれば住民サービスにも影響する」と指摘し、原発の立地を前提にした町政を進めてきた。町長選については「相手がいてもいなくても懸命に戦うだけだ」と語る。
 反対派は一方で、新潟県中越沖地震で原発の耐震性が疑問視されたり、各電力会社でデータ改ざんなどが発覚したりした状況を「追い風」ととらえている。「原発をめぐる状況が変わってきた。上関で出せないようでは駄目だ」。対象を数人に絞って説得を続け、擁立を急いでいる。
 町を二分する戦いが続けられてきた町長選について、町内の自営業の男性(59)は「人口が減り、町は廃れていいことはなかった」と冷ややかだ。原発推進派だという漁業の女性(73)は「争いは、罪をつくる」と言葉少なだった。

◆住民団体が町に原発中止を要望
 上関原発計画をめぐり、県内の住民らでつくる「原発いらん!山口ネットワーク」(武重登美子代表)は14日、上関町役場で柏原重海町長に対し、計画中止を中国電力に働きかけるよう申し入れた。7月に起きた新潟県中越沖地震で原発の耐震性の問題が浮き彫りになったのを受けた行動だが、柏原町長は「町長選もあるので見解は差し控えたい」と話した。
 申し入れでは、原発建設予定地の地盤や地層の状況や、原発の温排水による海の環境への影響などの問題を指摘。3億円の受け入れが明らかになった中国電力の寄付金や原発立地交付金に依存した町づくりを批判した。柏原町長はこうした点については「過疎化のスピードに歯止めをかけるには相当な金が要る」などと反論した。

*ML:Wetland:吉川多佳子さん(諫早干潟緊急救済東京事務所・有明海漁民・市民ネットワーク)のピックアップした記事の転載です.
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2007/10/4  0:40

投稿者:20代女

上関だけの問題ではない、山口県民全体の問題だということをもっともっと広めていく必要があると思います。
何十年後の山口県全体が、もしかしたら原発の(たとえば放射能)に脅かされるかもしれない・・・
こんな時代遅れの原発を、絶対絶対建設させるわけにはいかない!!!。もっと多くの山口県民を見方につけなければ、知事に思いは伝わらない・・私はそう思います。
原発の近くにある温泉施設なんて、きれいと思えない・・そのうち誰も行かなくなる・・そんなことも分からない町長、その応援をする人たちはただ頭が悪いとしかいいようがないと思います。
どうにかしなければ・・・そう思う人は呼び掛ければ必ず多くなると私は信じています。

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