諏訪山岳会 山のブログ
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諏訪山岳会
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2018/3/21
「伊豆の岩場巡り」
クライミング
日時 : 3月17〜19日
ルート : 17日 城山南壁 バトルランナー 他
18日 海金剛 スーパートリトン 6Pまで
19日 鷲津山 軽めクライミング
メンバー: 岩ひばり、F見、U山
2泊3日で伊豆の岩場を巡ってきました。
天気もそこそこよく、3か所の岩場と海鮮丼を楽しみました。
<スーパートリトン>
17日 曇り 城山南壁
塩尻住民のF見さんに、諏訪でU山を、八ヶ岳SAで岩ひばりをピックアップしてもらい
河口湖、三島経由で修善寺へ(所要時間は3時間半)。この日は全国的に天気は良かったようだが、我々の行程は河口湖以南で雲に覆われ、春のポカポカ陽気を期待していた初日の城山は肌寒い一日となった。
この日は南壁へ向かう。特にどこそこのルートというこだわりはなく、空いているマルチピッチルートがあったら登ろうかという程度の緩い計画である。
<城山 登山口>
取付きからトポと壁を見比べても、判然としないので近くのビレイヤーにルート名をきいたら有名なバトルランナーとのこと。順番待ちもなさそうなので、渡りに船で彼らの後を追うことにした。
が、先行Pをよく見ていなかったので1P目は本来のラインの2本ほど右から取付いてしまい、2P目もオアシステラスを経由するという変則ラインになってしまった。バトルランナーは大人気ルートときいていたので、きっと信頼感バツグンのピカピカのハンガーボルトが続いているものとばかり思いこんでいたのだが、鎌型ハングに向かうラインには、?10年前に来た時に見たのと同じような板金L字折りのハンガーが続いていて、ラインを間違っているのではないかとすっかり混乱してしまった。
その後、スリル満点の鎌形ハングの乗っ越しや上部スラブのランナウトを楽しんで(?)4Pで終了。当初は、岩ひばり、F見さんにもリードを担当してもらうつもりだったのだが、ピッチの切り方のまずさなどもあって、結局U山が全ピッチリード。お二人には申し訳ないことをした。
<バトルランナー 3P目>
下降後は消化不良のお二人にショートルートで遊んでもらい3時過ぎに切り上げた。
その後、海金剛に向けて伊豆半島を南下。松崎で夕食の買い出しをして、雲見オートキャンプ場に18時着。ちょうど、駿河湾に日が沈むタイミングで、西伊豆ならではの美しい日の入りを目にすることができた。
<西伊豆の日の入り>
この晩は風があり、キャンプ場の風呂が不調で温水プールみたいだったことも手伝って
昼に引き続き肌寒い陽気。夕食をとりながら明日のスーパートリトンのリードの分担を相談し
1〜4P 岩ひばり、5,6P U山、7〜9P F見 とすることになった。
18日 晴れ 海金剛 スーパートリトン
起き抜けに見上げた夜空には星が見えて、今日は好天が期待できそう。
6時過ぎにキャンプ場を出発し、海岸に向けてトレースを下る。前回の4年前に比べて
目印のテープが増え、トレースも随分しっかりして歩きやすくなったような気がする。
一か所、トレースが分岐しているところがあって、上の間違った方に入ってしまい少々時間をロス。
<アプローチ>
<
海金剛 左壁>
最後の崖はフィックスロープを懸垂で下る。
<最後の崖>
準備を済ませ昨晩決めたオーダーに従って岩ひばりリードで1P目(アプローチピッチ)をスタート。このアプローチはもろい岩と草付きでルート中で一番いやらしいピッチだった。
続く2P目のL字クラックは出だしの水平クラックがややもろく、リード、ビレイともに少し緊張する。F見君曰く”朝一ではリードしたくないピッチ”とのこと。続くL字の縦も侮れない。L字でロープの流れが悪くなり最後はトポのビレイ点の下のリングボルトでピッチを切る。
<水平クラックを行く>
3P目は4年前に来た時に比べてクラックに詰まっていた土がなくなりずいぶんすっきりとしたような気がした。このピッチもフォローしてみればグレードの割にはいやらしい。
岩ひばり、引き続く4P目も難なくこなし、担当部分を快調にフィニッシュ。
<3P目出だし。この上はビレイ点から見えない>
5P目からU山にリードを交代。このピッチ、ワンポイントの難しさなのだが、その対応ムーブがすぐにはひらめかず、前回に引き続きテンションが入ってしまった。
<5P目>
このピッチの終了点から上は眼下に西伊豆の大海原が広がり信州の山の中から伊豆の突端までわざわざ登りに来た甲斐があったと感じる場所である。
<5P目 終了点からの眺め>
<5P目終了点 (6P目ビレイ点)>
6P目はトラバース〜コーナークラック〜大まかな段々と登りビレイ点へ。
<6P目 コーナークラック>
前回は、下部のルートファインディングで時間をロスして、ここから下降したが、
今回はまだ余裕があるのでトップアウトを目指す。
<6P目 フォロー>
が、岩ひばりのフォロー中にロープがピーンと張って動かなくなってしまった。なにかを叫んでいるが、内容がよく聞き取れない。その後、しばらくの間、いろいろ試みている様子だったが、そのうち、”降ろして”という声が聞こえたのでロープを緩め少し降ろすと
ロープの張りが取れて安定した態勢になったようだ。
だが、声が届きにくく細かい内容のやり取りができない状況はそのままで、時間の余裕がなくなったのでクライミングは中止とし、ロープを固定して懸垂で岩ひばりのところまで下降。
彼女は最初のコーナーの下でカムでビレイをとって安定しているのでそのままそのわきを通って、真下の4P終了点まで下降し、引き続き固定したロープで下ってきてもらい、最後はF見君に6P目終了点からダブルで懸垂下降してきてもらって全員集合することができた。
岩ひばりから状況を確認したところによると、薄被りのコーナーの抜け口で宙吊りになりプルージックで登り返そうとしたが、背負っている荷物や、その他もろもろの理由でうまくいかず仕方がないので安定したところまでロワーダウンしてもらったとのこと。
互いの意思疎通ができる場所であれば、なんとでもなったであろうトラブルであったがそれが難しかったが故、前回に引き続いての下降判断はやむを得ないところだ。
4P目の終了点から、シングル1回、ダブル3回の懸垂で海岸に帰着し、アプローチを登り返して、最後はヘッデンを出して6時過ぎに帰幕した。
<下降>
本日の風呂は7時半までということで、まずは温かいお湯が出るようになった風呂で汗を流しその後、松崎に買い出しに出て、9時からの遅い夕食となった。
完登を逃して少し沈みがちだった気分も、この頃になると癒えて、今日のトラブルを振り返える余裕も出てきた。
自分にとっては、岩ひばりがこのグレードのピッチをフォローできないということは
考えてもみなかったことで、最悪でもプルージックの自己脱出ができるので登れないはずはないという無意識の思いがあった。それができなかったということは、われわれの自己脱出の訓練が実戦にはそぐわない形だけのものになっていたわけで、今後、訓練の方法を改善していく必要がある。
また、こういった場合のコミュニケーション手段についても検討課題として取り組んでいきたいと思う。(今回のケースはホイッスルでの対応は難しかったと思う)
19日 曇り 鷲津の岩場
最終日のスケジュールについては二人にお任せしたが、帰りがけに鷲津の岩場を見て帰りたいとのことで、往路を修善寺まで戻ってそこから沼津に向かう。今日は降水確率が高く、沼津港の対岸の山には雨雲がかかっている。
海岸の駐車場に車を停め、そこから住宅地をぬけて鷲頭山のハイキングコースに入り、さらに途中から岩場へのトレースを分けると一登りでメインウォールの広場へ到着。所要時間約30分というところか。
広場の眼下には住宅街と海が広がり、昨日の海金剛とはまた一味違った海辺の岩場の風景を見ることができた。
<アプローチと岩場からの眺め>
<メインウォール>
この日は、F見君がフェースルートとクラックを一本づつリード。
彼には初日、二日目とあまりリードの機会を与えることができず申し訳ないことをしてしまった。
岩ひばりは、F見君と同じフェースルートをリードしクラックをトップロープで登った。
U山は一昨日、昨日と十分堪能したのでこの日はビレイに徹した。
<右壁クラック>
幸い、午前中いっぱい降られることなく、12時過ぎまで遊んだところで終了。
<帰路>
その後、沼津港で土産を買って、昼食で”綾瀬はるか”が食べたという沼津丼(生サクラエビ、生シラス、アジのたたきの三食丼)を食べ、食後に三津の農協に寄って地元ミカンを買って帰路についた。
振り返ると、毎日異なるタイプのクライミングができた楽しい3日間でした。
今回の経験を糧に、新しいメンバーも加えて、是非、次の伊豆クライミングを計画しましょう。
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タグ:
城山
海金剛
投稿者: U山
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