京成非冷房化の作業を進めている最中に、通販で買った名鉄7700系が到着しました。
京成の方は屋根の穴埋め〜パテ盛りが終わった所で、まだまだこれから手がかかります。
日曜日は天気が良かったので、7700系の方を先に片づけてしまう事にしました。
まずは屋根の塗り分けです・・・最近ではこれが必須事項になっちゃった(笑)
名鉄のBトレは5500系以来、一貫して屋根が殆ど真っ白に近い色で表現されています。
実車の写真を見ると確かに他社と較べて白い様ですが・・・
屋根上の詳しい写真も資料も無かったので、取り敢えずスプレーを何種類か買い求め、不要な屋根パーツに吹いてテストピースとし、比較対照の結果以下のように決定しました。
屋根地色=MrカラーJ35明灰白色(三菱系)、クーラーキセ=Mrカラーのサフェーサー、キセ上面の排熱口=タミヤTS66呉海軍工廠グレー(おいおい!・笑)、Tcに載っているキノコクーラーを半分にしたみたいな物体(笑)=タミヤTS17アルミシルバー、そして名鉄の特徴である嵩上げしたようなパンタ台とランボードはGMのbXねずみ色1号です。
キセ側面のエアインテークは例によって1.5oのマスキングテープを黒の油性サインペンで着色したものを切り出して貼り付けました。
苦労した割には目立たなかった屋根の塗り分け。
特に地色とキセは殆ど同じ色に見えます。
取り敢えず先に完成してしまった名鉄7700系&7300系。
一番左の編成の屋根は手を付けていません。
製品としては、組立はパーツの合いも良く、隙間も出来ずなかなか良好でした。
ただ、ドアの窓ガラスがえらく引っ込んだ様になっているのが少々気にかかります。
なお、白帯車のうち1編成は自宅にあるパノラマカーと併結する予定で、全くストレートに組んだパノラマカーとクオリティを揃えるために今回は屋根の塗装をしませんでした。
朝の7時から作業を始め、19時には4編成とも完成しましたが、朝一番にやった地色の吹き付けが後で見ると結構ムラになっていたのと、テストピースでは少しは違いが感じられたキセの色が、いざ塗ってみると地色と殆ど区別が付かなかったのが残念なところ。
ちなみに明灰白色と言うのは旧海軍航空隊の零戦や99艦爆などに塗られていたと言われる色(※1)、呉海軍工廠グレーは戦艦大和などの艦体色(※2)・・・何ともミリタリーな取り合わせになりました(笑)
余談ですが、この呉海軍工廠グレー、Bトレ標準の屋根色に非常に近く(若干暗い)、屋根のタッチアップ等に重宝しそうです。
※1 零戦11型21型などが主力で活躍した大戦初期はエンジンカウルを除く機体全体に、中期以降は機体上面をより迷彩効果の高い濃緑色に塗られる様になったため、機体下面のみこの色で塗られていました。
(三菱系)とあるのは、三菱の工場からロールアウトした機体に塗られていた事から。
零戦は三菱で開発された戦闘機ですが、エンジンは中島の「栄」を使っていたので、相当数の機体が中島製作所で製造されており、こちらの色は同じ明灰白色でも三菱のものと若干色合いが違っていたと言われています。
なお、実際は緑がかった明るい灰色であったと言う説もあり、明灰緑色と称される事もあります。
※2 当時の日本海軍の艦船は、工廠ごとに艦体に施す塗色が微妙に違っていたと言われています。
呉海軍工廠で建造された「大和」はこの色に塗られましたが、姉妹艦である「武蔵」は佐世保海軍工廠で建造されたため艦体の色合いが違い、もう少し濃いグレーに塗られていたとか。
こちらの色は同じタミヤで佐世保海軍工廠グレーと言う名で製品化されています。
・・・以上Bトレとは関係ありませんが、ミリオタのウンチクでした(笑)
ところで、京成の屋根は?
これは土曜日の状態です。
現在はこれにパテを持ってあり、修正待ちと言ったところ(画像はありません)


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