スキャンする画像もネタ切れとなり、暇を持て余してしまった土曜日の午後・・・給料前だから遊びにも行けず、さてどうしようかと思案した結果、以前から気になっていた117系東海色の屋根上の塗り分けでもやるかと言う事になり、久々にマスキングテープを引っ張り出しました。
当該車両は、以前友人のR34さんの所から転属してきた編成で、6月5日の記事にも書きましたが、職場の一般公開でJR東海の車両を走らせる事になりそうなので、その「賑やかし」と思いGWに自宅から持ってきたものです。
組み立て済みでしたが接着剤を使用していなかったおかげで(実は塗り替え要員だったり・笑)、分解して屋根のみにして比較的楽に作業出来ました。
117系は製品の中でも比較的屋根のグレーが薄い色で塗られています。
そのため、クーラーなどを塗り分ける色も明るめのMrカラー35・明灰白色(三菱系)を使用しました。
屋根の塗り分けが済んだ117系東海色。
グレー塗装の急行型台車のストックが無く、名鉄5500系から借用して履かせているため、先頭車のカプラが自連になってます(笑)
さて、こいつが思いの外簡単に仕上がってしまったので時間が余りました。
次に目を付けたのが名鉄5500系です。
あの「真っ白」な屋根上を何とかしたいと思い、やはり自宅から持ってきたものですが、
困ったことにこちらは接着剤でカッチリ組み立て済み・・・車体までマスキングすれば良いのでしょうが、今となっては貴重な車両なので万が一失敗して車体に色が回ってしまうのが怖くて今まで手を出せずにいました。
今回コイツを思い切って塗っちゃう事にします。
名鉄5500系3色。
屋根の塗り分けで組み立て済みの車体に手を出すのは初めてです。
ストロークリームは既にマスキングを開始しています。
先ずは屋根の地色を吹くために車体をぐるりとマスキング、慎重にやったのでこれが思いの外手間取って、土曜日はそこまででおしまい。
日曜日、朝5時に起き出して取り敢えず地色(TAMIYAカラーTS-32・ヘイズグレー)を吹いたのがこの画像です。

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さあ、ここからが大変でした。
六角形のクーラーは土台までシルバーなのでの良いんですが、ベンチレターがRの付いた複雑な形状をしているため、マスキングに手間取りますが、予報では天気は下り坂、昼過ぎには雨が予想されるため時間がありません。
マスキングテープは貼ってから時間を置くと浮いてきて、塗料の吹き込みが生じる危険があるので、どうしても今日中に塗装してしまいたい・・・
細かい作業を必死こいて続け、目はショボショボ、肩と首は凝り凝りになりながら何とか昼過ぎに塗装まで漕ぎ着けました・・・雨には競り勝ったど・・・はぁ〜疲れたぁ!
実に芸術的(笑)なマスキングでしたが、そんな訳で途中の画像は撮れませんでした(今になってちょっと後悔・・・)
大慌てのやっつけ仕事の割にはキレイに仕上がった名鉄5500系。
クーラーとベンチレターはTAMIYAカラーTS-17・アルミシルバー、ランボードは同じくTS-66・呉海軍工廠グレイを使用しました。
ついでに調子に乗って(笑)パンタ脚の碍子に白を入れていますが、苦労した割には報われていない(目立たない!)様です(涙)
せっかくなので3色つなげてさよなら運転を再現して見ました。
(実はこれがやりたくて仕方がなかった!)
ちょっとピンぼけ(笑)
さてさて、今回は何とか上手くいきましたが、本当はこんな大慌てでやるべきじゃないですよね。
特にTAMIYAカラーはちょっと厚塗りをすると塗膜の安定に時間がかかる傾向にあり、重ね塗りの際は充分時間をおかないと後から貼ったマスキングテープの痕が付いてしまう事もあります。
以前西武30000系を流山線色に塗り変えた時、その失敗でやり直しを強いられました。
上から見る機会の多いBトレは、屋根上にちょっとでも手をかけてやると、とても見栄えのするものになります。
判っちゃいるんですが、屋根の塗り分けは面倒だから「や〜ね」・・・
おあとがよろしい様で・・・テケテンテンテンテン♪

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