28日の夜から自宅へ戻っていました。
先の震災でグチャグチャになったと言う私のBトレ部屋を片付けるためです。
女房から電話であらかたの事は聞いていましたが、いざ一歩部屋へ踏み入れたとたん、唖然としましたね・・・ダメだこりゃ・・・
部屋の入り口や机周りには本棚の本やらBトレ以外の鉄道おもちゃ(チョロQなど)が散乱して足の踏み場もありません。
まずはこれを片付けなければ、千両箱ほかに収納したBトレへたどり着けませ〜ん(涙)
本や棚から落ちてきたものが散乱する机周り。
パソコンがなかったのが幸い・・・
部屋の入り口で散乱するチョロQやミニカーの類。
棚板ごと落ちていた。
さて、千両箱ほかの被害ですが、一体どっちの方向に揺れたのだろう、と思うほどでした。
2,000両ほどの収容車両は、ほぼ全軸脱線し横転または傾斜です。
何枚か写真を撮ってきたので見てやって下さい。
まずは「千両箱・改」の民鉄車から・・・
続いて「千両箱」の国鉄・JR車
「千両箱・F」は試験的にTOYOTAロングパスの編成(EF210+コキ20両)のみ入れていたんですが、この有様です・・・
そして極めつけはこれ。
「千両箱・改」の民鉄車編成展示部分です。
名鉄7000系が唯一落ちずに残っているのが奇跡的に思われます(笑)
幸い、各車両とも車体は接着剤を使って組み立てていたため、パンタや台車が一部脱落したくらいで、車体そのものに損傷はありませんでした。
これが素組みだったら、前面パーツやら屋根やらが盛大に飛び散って、収拾がつかない事になっていたでしょうね・・・
画像はありませんが、「鉄道むすめ」などのフィギュアを飾っていた棚も物凄いことになっていました。
どうやら3/11の本震だけでなく、その後何度もあった大きな余震の影響もある様です。中の車両だけでなく、ケースそのものや土台にしていたカラーBOXも複雑に動いてしまっていて、これはもう最初からきちんとやり直さねばならない、と言う結論に達しました、
取り敢えず、車両を全部出して元の菓子箱などにしまい、部屋の中のレイアウトから全て仕切直し、落下防止などの対策を考えることにします。
今回は時間がありませんので車両の片づけのみを行い、本日静岡へ戻ってきました。
それにしても良く家が無事だったものです。
私の自宅のある団地の周辺地域は、街道沿いに昔からの大きな農家が並ぶ地域で、それぞれが大谷石やブロックの立派な塀を巡らしているんですが、その塀があちこちで崩れ、倒れていました。
隣の市では倒れた塀の直撃を受けて亡くなった方もおられたそうです。
家屋の倒壊は見られませんでしたが、多くの家で屋根瓦が落ち、ブルーシートが張られていましたし、橋が落ちて通行止めになっている国道、被害が大きく未だ再開されない大規模商業施設、また再開されている所でも壁や天井のボードに入るクラックなどを見るに付け、改めて地震のエネルギーの凄まじさを思い知らされました。
東北地方の被害が余りにも甚大だったため殆ど報道されない茨城県南部ですが、研究機関や大学での研究施設・機器の被害は億単位と言われています。
最寄りの鉄道であるTXも駅の施設や線路に地震の爪痕が残っていましたし、規模こそ違え、ここも「被災地」だったのだとつくづく思い知らされるGWの帰省でした。
駅に残る地震の爪痕
徐行区間も・・・


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