第1話「屋根、やります!!」
(タイトルまで某アニメ風になってきた・・・ホント、影響されやすい奴だ・笑)
さて、ラッキーにも入手出来た近鉄30000系・ビスタEXです。
車体に関しては、ドア回りまでしっかり塗料が回っており、先に問題にした南海30000系の様にドア脇がスッカスカ〜(笑)の仕上がりと較べると雲泥の差があります。
車体の塗装は合格点。
この美しい車体を活かさない手はありません。お手軽な4連と言うことで、久しぶりに屋根に色を入れてみる事にしました。
中間のDD車は更新前も更新後も屋根上に何も載っていないので両端のMc車2両を作業する事になります。
手許にあった保育社のカラーブックス"近鉄U"に30000系登場時のカラー写真が載っていますが、それを見ると更新前にはクーラーキセとランボードは屋根地色よりも明るいグレーになっていた事がよく判ります。
しかし、更新後ビスタEXとなってからの画像をネットで探してみると、どの画像を見ても屋根とクーラーキセ、ランボード、そして更新後に設置された連結面の屋根カバーの色は殆ど同じに見えるんですよ。
と言うより屋根そのものが更新前より明るい色になっている印象があります。
スケールモデルの作例を見ても、屋根と機器類の色は特に塗り分けていないのが殆どで、一部クーラーキセのみやや明るい色にされているのがある程度でした。
製品では「Bトレ屋根標準色」とでも言えるやや濃いめのグレーに塗られています。
さぁて困りましたね。
ところで、今回の製品は先頭車の形状が2種類あるので、作り分けられるように屋根パーツやガラスパーツ、側面パーツは各2両分入っています。
前面パーツは一つしかないので再利用する前提として、取り敢えず1両組み立てて見ました。
本番に備え、仮組みしてみた。
前面パーツはもちろん外して再利用します。
既に組み立てた方はお判りと思いますが、この製品は屋根のダボ穴とガラスパーツのダボの入りが恐ろしくシビアでキツく、一度組み立ててしまったら後戻り出来そうにありません。
私も組んでみて良く判りましたが、無理にバラそうとするとガラスパーツのダボは間違いなく折れてしまうでしょう。
もし屋根をやってみよう、と思われる方は、いくらパーツに余裕があるとは言え、万が一の失敗のリスクを考えて仮組みせず、最初に屋根の作業を始める事をお奨めします。
第2話「マスキングです!!」
屋根全体を明るいグレーに塗り直す事も考えましたが、ここは得意の雰囲気重視(笑)で、機器のみの塗り分けで行くことにします。
具体的にはクーラーキセ、ランボード、高圧配管部分、アンテナ、それにパンタの台座とその撤去跡(結果的にこれは余計だった気がします)。
実に9ヶ月ぶりのマスキング作業
興津からこっちへ転勤して以来実に久しぶりのマスキング作業でした。
実際9ヶ月のブランクは大きく、「たかだか2枚、一晩で終わるだろう」と言う目論見は脆くも崩れ去り、目は見えないわ手先は動かないわで、1枚仕上げるのに2時間以上かかる体たらくぶり・・・少なくとも目に関しては以前にも増して衰えています(涙)
老眼鏡をかけても0.4oのマスキングテープが見えません。
リングライト付きのルーペを使ってやっとこさ仕上げました。
たった2枚の屋根に二日かかってマスキング終了。
これから塗装に入ります。
つづく

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