■カマの動力化と補重 (2)■
さて、いよいよ重りを載せていきます。
補重用のウエイトには専用の物が売られていますが、案外自由が利かないのと、何より高いので私は使いません。
その代わり、何処ででも手に入る以下の物を使っています。
専用品でなくても大丈夫
向かって右が一番重宝している釣り用の板重り。
柔らかいので加工しやすく、何より安いのがメリットです。
大きな釣り具屋さんで売っている長巻きの物がお買い得で、厚みの違うものを幾つか用意しておくと便利です。
向かって左は車のアルミホイール用のバランスウエイト。
大きなスペースを補重するのに重宝します。
裏側に両面テープが付いていて、10グラムごとにカレールウの様に分割出来る構造です。
タイヤショップなどで手に入れる事が出来ます。
材質はどちらも鉛です。
まぁ、このあたりは皆さん既にご存知の事と思いますが・・・
さて、これらの材料を駆使して(笑)補重開始です。
まずブロック内側のスペースに板重りを重ねた物を入れていきます。
時々動力と合わせてみて、余裕を確かめながらギリギリまで詰めていきます。
詰め終わったら、動力との短絡を防ぐためにビニルテープを貼って絶縁します。
次にブロックの外側。
少しでもスペースを残さない様に、寸法を測りながら載せていきます。
EF66は運転台の窓にも角度が付いているため、真っ直ぐ積み上げてしまうと前面ブロックがきちんとはまりません。(ウエイトの接着は両面テープを用いています。)
ブロックを上から見たところ
屋根の裏側です。
EF66は車体高が高いので、屋根とブロックの隙間にも沢山ウエイトを積めます。
しかし、こりゃ詰め込み過ぎですかねぇ・・・(笑)
ええい、こうなりゃヤケだと言うわけで、側面パーツと前面パーツの裏側にもこんなあんばいで貼り付けてあります。
もっとも、側面は機械室明かり取り窓がスカスカで向こう側が見通せる(笑)のを防ぐ意味もあるんですよ。
極めつけ、と言うかこりゃもう駄目押し・・・
動力ユニットの底にも貼ってあります。
チリも積もれば山、と申しますので(笑)
ただし、脱線した時に短絡事故を起こす恐れが大きいのでお勧め出来ません。
もっとも、補重したBトレ機関車は恐ろしく重心が高くなっているので、脱線即すってんころりと横転、の場合が多いのであんまり心配は要りません(笑)
さて、画像の他にも組み立てる段階で隙間を見つけては鉛板の切り屑(捨てずに取っておく)を押し込んだりしています。
で、組み上げて天秤に乗せて見ると・・・
ジャカジャ〜ン! 73グラム! やったね〜! 元が24グラムですから、49グラム補重した計算になります。
以前試作したEF60より23グラムも重くなりました。
早速試運転・・・と行きたい所ですが、実は今住んでいる宿舎がボロ家で床が水平ではないんですよ。
床が斜めなので机も斜めになり、台車履かせたBトレが自然にコロコロ走り出しちゃうくらいなんです(笑えません〜)。
正確な牽引力を試すには水平な所でやりたいので、今場所をさがしているところ。
それに、これで終わりじゃないんだなぁ〜、実は!(笑)
もう一押し、あるんですよ、うひひひ・・・
と、言うわけでつづく!

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