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2010/3/31

鈴木昭男  現代音楽

サウンド・パフォーマー鈴木昭男のことを知ったのは、今から25年以上前だったと思う。
彼のオリジナル楽器「アナラポス」による即興演奏を始めて聴いた時は衝撃的だった。
アナラポスは2個のブリキ缶を長いスプリングで繋いだ構造で、スプリングを指でなでたりすると非常に余韻の長い神秘的な音を出す。
また、缶を叩いたり缶に口をあてて声を出すと、糸電話の原理で不思議な音になる。
摩訶不思議な音響だが、まさに音楽=音を楽しむ、といったかんじだ。



現在、鈴木昭男氏は京都の丹後半島に住んでいるそうだ。
海、山、両方の豊かな自然に恵まれた地で、今日も鈴木昭男氏は創作活動に没頭しているだろう。
ひがみを書いてるようにとられるかもしれないが、私から見れば羨ましいかぎりだ。
食っていくためにいやいや仕事をして生きていくより、どれほど幸せな人生だろうか。
それはともかく、私が鈴木昭男氏のアルバムで最も印象に残っている作品は、タージマハル旅行団の元メンバー小杉武久との即興演奏デュオによる”New Sense of Hearing”である。

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小杉のヴァイオリンと声、鈴木のアナラポスやその他、彼の創作した楽器による演奏は、まさに未知の音との遭遇の連続、といったかんじだ。
20年以上むかし、コジマ録音からリリースされたが、またCDとして再発されないだろうか。
音響派やインプロヴィゼーションものが好きな人ならたぶん、気に入ると思う。
・・・
ちなみにアナラポスの名前は「オナラプス」をもじって名付けたという。
けっこう、ユーモアがあるなあ。
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