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2010/4/5

写真家、入江泰吉氏のこと  思い出の人達

近頃、奈良がブームのようである。
しかし、私にとっては京都や大阪同様、子供のころからずうっと心ひかれる土地であるのだ。
子供の頃から奈良が好きだったから、よく奈良へ旅行したし家で仏像の写真を眺めたりしたものである。
そんな奈良の風景や仏像等を生涯、撮り続けた写真家がいた。
入江泰吉氏(1905〜1992)である。

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入江氏の作品に出会ったのは私がまだ中学生のころだったが、氏の撮った写真は仏像、建築、風景、どれも私にとって子供ながらに魅力的であった。
実はそんな写真界の有名人に偶然、出会ったことがある。
・・・
32歳のころ、まだ独身だった私は1人で奈良へ日帰り旅行をしていた。
安い1眼レフカメラをぶら下げてアマチュア写真家きどりで晩秋の奈良公園をブラブラ歩いていた。
すると目の前にカメラを持った若いアシスタントらしき男性を従えた白髪の老人の姿が。
この老人の顔立ちは見たことがあるぞ。もしや・・・
私は恐る恐る、老人に声をかけた。
「あのう、すいません。ひょっとして、入江泰吉先生でしょうか。」
「はい、そうですが。」
ああ、やっぱりそうだったんだ。
奥手でアガリやすい私は緊張しながら、
「子供の頃から先生のファンなんです。
いつまでもお元気で、どうかこれからもすばらしい作品を撮って下さい。」
と言うと、入江氏は「ありがとう。」とにこやかにおっしゃって下さった。
お二人とも撮影に来たようなので、これ以上じゃまにならぬよう早々に立ち去ったのだが、雲の上の存在のような人と直接会って会話ができた感激で、この日の奈良の旅は最高だった。
・・・
しかし年が明けてまもなく、入江氏の逝去を新聞記事で確認するのである。
「せっかく会えたと思ったら、死んじまうなんてよう。」
この時、私は身近な人が亡くなった時のように、やりきれない思いをしたものである。
あれから10数年、、、
今度は一人じゃなく家族で、また奈良へ行ってみたいな。
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タグ: 写真 奈良 



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