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2011/7/17

Stockhausen"Japan" (Fur kommende Zeiten)  エレクトロニック・ミュージック

シュトックハウゼンの"Japan(Fur kommende Zeiten)日本(来るべき時のために)1968 - 1970"は、彼の作品の中で私が最も気に入っている曲でございます。



電子楽器の響きがなんだか雅楽みたいだし、パーカッションの音も和太鼓や拍子木のような感じです。
この曲は電子音楽でもあり、即興音楽でもあります。
楽譜はTextと呼ばれ、五線譜ではなく様々な言葉が書かれていて演奏家はその言葉から連想する音を即興で引き出していくのです。
この動画に収録されたヴァージョンの楽器編成は以下のとおりです。

Harald Boje - electronium & woodblock
Christoph Kaskel - percussion
Peter Eotvos - electrochord & woodblock

electroniumというのは、3オクターブの鍵盤のついた初期のシンセサイザーとも言える楽器で、波形をフィルターやリング・モデュレーターで加工し真空管で増幅する、というものです。

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electroniumを演奏するHarald Boje(アラール・ボージェ)

一方electrochordとは、コンタクトマイクの付いたツィターのような弦楽器をEMSのシンセサイザーに接続し、弦を弾いたり弓で弾いた音をシンセで加工して音を創り出す楽器であります。

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electrochordを演奏するPeter Eotvos(ペーター・エートヴェシュ)

これらの楽器の写真を見ると、70年代初期の(特にドイツの)プログレ・バンドがいかにシュトックハウゼンの影響を受けていたか、よくわかります。
ただ曲を聴いていて、パーカッションを除いてどれがどの楽器の音かは、皆目わかりません。
しかし予測不能な電子音が次々と織り成す様は、へたなディジタル・シンセで創った音楽よりもはるかに面白いものだと思います。
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