2009/11/21
タンジェリンドリーム"zeit" タンジェリン・ドリーム
タンジェリンドリームの"zeit"(ドイツ語で時の意味)はエドガー・フローゼがインタビューで答えているとおり、このグループにとって真の意味での出発点と言うべきアルバムであろう。
「私達はツァイトのレコーディングで自分達なりのシンセサイザーの使い方を発見した。ツァイトなしで私達はそれ以後の発展はなかったと言えるかもしれない。」
(エドガー・フローゼ)

このころから彼らの特徴である複数のシンセサイザーの合奏という演奏形態を採用している。
そしてフローゼ、フランケ、バウマンのトリオによるタンジェリンの第一次黄金時代が始まるのである。
ちなみにピーター・バウマンがグループに入るきっかけは、前メンバーのスティーブ・シュロイダーがドラッグにおぼれてまともな演奏ができなくなって、フローゼが後釜を探していたためだそうだ。

上の写真は72年当時、ドイツのOHRレコードから発売されていた当アルバムのオリジナル・ジャケットに付録で付いていたものだそうだ。
・・・
いい音楽だが、重い内容だ。
今の時代から見てもこれほど前衛的な作品がよく、現代音楽サイドでなくポピュラー・ミュージックサイドから発表できたものだと思う。

この時、フローゼは27歳、バウマンとフランケはなんと19歳だった。
この若さでこんな曲を創るとはなんと早熟な!
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「私達はツァイトのレコーディングで自分達なりのシンセサイザーの使い方を発見した。ツァイトなしで私達はそれ以後の発展はなかったと言えるかもしれない。」
(エドガー・フローゼ)

このころから彼らの特徴である複数のシンセサイザーの合奏という演奏形態を採用している。
そしてフローゼ、フランケ、バウマンのトリオによるタンジェリンの第一次黄金時代が始まるのである。
ちなみにピーター・バウマンがグループに入るきっかけは、前メンバーのスティーブ・シュロイダーがドラッグにおぼれてまともな演奏ができなくなって、フローゼが後釜を探していたためだそうだ。

上の写真は72年当時、ドイツのOHRレコードから発売されていた当アルバムのオリジナル・ジャケットに付録で付いていたものだそうだ。
・・・
いい音楽だが、重い内容だ。
今の時代から見てもこれほど前衛的な作品がよく、現代音楽サイドでなくポピュラー・ミュージックサイドから発表できたものだと思う。

この時、フローゼは27歳、バウマンとフランケはなんと19歳だった。
この若さでこんな曲を創るとはなんと早熟な!

2014/5/6 21:56
投稿者:kankan
ご回答ありがとうございます。Wanderings In The Daydream聞かせていただきました。素晴らしいです! 全盛期のTangerine Dreamを彷彿させるフルートと4:40のコーラスのメロトロンの音、和楽器の融合に感激しました。癒されました。
2014/5/6 12:28
投稿者:ジョニーせつだ
すみません、ジャケットの写真の人物のことでしたね。おそらくこの人はエドガーの妻のMonica Froeseだと思われます。75年頃にはすでにポッチャリしてましたが、2013/1/27のブログの写真とよく見比べれば、彼女だと思います。どうぞこれからも、よろしかったらご愛読願います。質問も気軽にどうぞ。できるだけご期待に沿いたいと思っております。
2014/5/6 11:56
投稿者:kankan
ご回答ありがとうございます。すみません。わからないのは、写真の真ん中の一番大きな顔の写真が写っている人物です。女性的な顔なのでエドガーフローゼの奥さんかとも思ったのですが。フローリアン・フリッケも出ていて貴重な資料ですね。ブログでスティーブ・シュロイダーの近況も知ることができました。
2014/5/6 6:07
投稿者:ジョニーせつだ
彼は71年から87年までタンジェリンのオリジナルメンンバーだったクリス・フランケです。元々アジテーション・フリーというバンドでドラムスをやってましたが、タンジェリンではモーグを使ってアナログ・シーケンサーの名手として活躍しました。今はアメリカで映画音楽の作曲家として活動を続けています。
2014/5/5 22:31
投稿者:kankan
こんにちは。Tangerine Dreamのことが詳しく書かれていて感動しました。Zeitのオリジナル・ジャケットに付録で付いていたという写真の中央のPETER BAUMANの右に写っているピーターのようなミュージシャンは誰かご存知ですか?