音楽、旅、人生観等、好きな事を好きなだけ書き連ねてまいります。 当ブログはリンクフリーです。ご自由にどうぞ。

2014/10/18

去っていった友  思い出の人達

御蔭様でFACEBOOKの友達は今も順調に増えております。
もちろん、増えるばかりではなく時には減っていったこともあります。
その友達がいなくなる時は知らぬ間にそうなってる場合もあれば、ある事情でこちらから削除してやったこともあります。
或いは、むこうの事情で突然、友達リストからいなくなる場合もあります。

ドイツ南部に住む私より少し年下の男性Eもそうでした。
とても気さくな奴でした。
現在は無職で失業手当をもらいながら暮らしていること、家族はみんなこの世を去って自分は天涯孤独なのだと、あって間もない頃から、なんでもチャットで私に話してくれました。
私は内心、他のFACEBOOKの記事を読むことや早く作曲に取り組みたい気持ちを抱えながらも、折角、話に来てくれた彼の行為を無にしたくないので、できる限りつき合うようにしておりました。
会話はお互い片言の英語でございます。
彼は職を失った頃は絶望の毎日でしたが、FACEBOOKにのめりこむようになったら毎日が楽しくなったと語っていました。
そして、「FACEBOOKの友達なら国籍、人種、職業に関係なく気軽につき合える。
そこがすばらしい。」
と言ってました。
どうも初の外国人の友達は私のようで、それ以降はまるで勢いに乗ったように瞬く間に彼の友達は何百人にも増えていきました。
ある日、Eがチャットでこう話しかけてきました。
「今度、運送関係の会社に面接に行ってくる。」
ここで採用されれば長い失業生活とオサラバできる、と彼は意気揚々でした。
私も過去に転職やリストラの経験があるので、彼の成功を祈っていました。
その後もEは時折、話しかけてきました。
私は内心、就職の方はどうなったのか気になってはいましたが、こちらから根掘り葉掘り聞くのは失礼だと思って、彼の方から話してくれるのを待っておりました。
そう思った頃、やっと彼の口から結果が出てきました。
「実は例の件、うまくいかなかったよ。
やっぱりドイツでは50歳過ぎると、どこもかしこも雇ってなんかくれないのさ。」
私は、下手な英語を駆使して彼にこう言いました。
「心配するな。今は世界中が不況だから、どこで誰がどうなってもおかしくない時代だ。
それよりも、絶対に自分の人生を諦めてはいけない。
今はうまくいかなくても将来、チャンスが回ってくるかもしれないから。」
Eは、「Danke!(ありがとう)」と言ってくれました。

それから、しばらく月日が経ちました。
ある日、久し振りにEからチャットが来ました。
「Dear my Friend! 実は俺はFACEBOOKのアカウントを廃止しなくては、ならなくなった。
I am very sorry.いつまでも元気でな。」
突然のことで驚きましたが、かと言って彼に悪気があるようにも思えませんでした。
なにか事情があるに違いない、今は彼がまたいつかFACEBOOKに戻ってくるのを待つよりしょうがないと思いました。
何より、お互い遠く離れた所にいるのだから、事情を聞いたところでどうすることもできません。
暫くすると、もうEにアクセスすることができない状態になっていました。

それからまた何日か経った頃です。
以前から私とEと共通のFACEBOOKの友達でEと同じ街に住むWから連絡がありました。
Wは最近、Eに会ったことを話してくれました。
「Eは今どうしてる?元気でいるのかね?」
私はあわてて尋ねました。
少し間があってから、Wは答えました。
「He is in the school.(彼は学校にいる)」
私はその返答を読んだ時、全てを悟りました。
SNSが利用が許されない生活環境の中での学校とは、、、。
しかし私は、勿論Wに根掘り葉掘り聞くつもりはなく、こう答えました。
「成る程。私はいつかまた彼がFACEBOOKに戻ってくることを楽しみにしているよ。」
これは社交辞令でなく、本当の私の気持ちに他ならない言葉でした。
人生いろんなことがあるものでございます。
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タグ: FACEBOOK 人生 友達



2014/10/20  19:18

投稿者:ジョニーせつだ

ホンマ、厳しい世の中ですわ。Eのことは他人事とは思えんもんで、私は親身になって相談しあったものです。今は遠い日本から彼の幸せを祈るばかりです。

2014/10/20  9:01

投稿者:中村倫明

世界中そうなんですよね!日本も50過ぎるとビル清掃、道路の旗持ち、食堂の洗い場くらいしかないですからね!

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