週を重ねるごとに増えてきた我が校の日本人生徒。
わたしの前から通っている隣のクラスのKuniさんNaokoさんとKathyさん。私の後から入ってきた同じクラスのYoshi&Cozy兄弟そしてUtah。KuniさんとNaokoさんとはあまり面識が無いのだが、思いやりのある優しいKathyさんには日頃から何かと気にかけてもらい親しくさせてもらっています。
先々週末にやってきたCozy&Yoshiのお母さんはとても活発でバイタリティのあるお方。彼女はどうやらゴスペルに興味があるようだ。隣のクラスのJosephinaがゴスペルクワイアに所属しているとのことで、「みんなで観に行かなきゃね!」なんて言っていたのだが、Kathyさんは今週水曜日に日本に一時帰国をし、今週末には4月からの就職を控えたCozyが帰国、その2週間後にはYoshiも大学に復帰するため帰国するため、みんなおそろいで、日曜のミサにはいけそうにない。
だけど、どうしても、ゴスペルが気になるYoshiのお母さんが、本日夜の教会での練習に参加したいとのこと。これは面白そうだなぁということで、私も連れて行ってもらうことにし、Josephinaと同じクラスで学ぶKathyさんも誘ってみた。
みんなでインターネットで地図を確認し、夕方練習の始まる前にDennysで集合することにし、いったん帰宅。その後17時半ころにCozy&Yoshiがお母さんとともにくるまでお迎えにきてくれました。I-10を走ること40分ほどだろうか、Cozyのナイスドライブで待ち合わせ場所のDennysへ到着。
少しご飯を食べよう!ということになり、ワイガヤしているところにKathyさん登場!私たちのテーブルはエルパソでも滅多に見かけない、日本人ばかりのたまり場(笑)。
改めて、お互いのことを話していると、お食事もおいしく進みます。
YoshiのおかあさんYoshikoさんチョイスのチェリーコークで乾杯!なんともアメリカンなテイストです。
Yoshikoさんのご厚意でおごちそうになりました。(ほんとうにありがとう!)
その後、Josephinaの教会へ。Kathyさんが事前に調べてくれていたのでスムーズに到着。

すでに何台か車が止まっており、おそるおそる中へと。7、8人のメンバーたちは牧師先生と連絡事項を取り合っているようで、ゴスペルの練習はまだ始まっていません。
私たちは、礼拝者達の椅子に座ってお行儀よくしています。そこへJosephinaのご自慢の娘さんとお友達が。ふたりともめっちゃかわいい!(左側がJosieの娘さん。じぶんの顔のでかさを露呈するハメに・・・笑)。
しばらくすると、真っ赤なドレスをきたファンキーウーマンが登場!彼女はこのクワイアのディレクターです。クワイア達の席は正面に3列、礼拝者と向かい合わせで座るようです。
アカペラでみんなが歌い始めました。KathyさんもYoshikoさんも座席前のポケットにバイブルと一緒に入っている楽譜をみながら一緒に歌います。
だんだんノッてきた私はYoshikoさんと一緒にクワイアシートへ乱入!
メンバーの皆さんは新参者たちを快く迎えてくれました。
このクワイアでは、メンバーそれぞれがソロを歌う曲をもっています。
入れ替わり立ち替わりでソロを交代しつつ、です。
あいにくわたしの知っているゴスペルの曲はありません。
しかしフィーリングで歌うと、みんなが笑顔で応えてくれます。
ハンドクラップに体をゆらして歌って、本当に楽しい!ディレクターの指揮も迫力があります。
そして、5曲ほど歌い終わった後、今日から新しく始めるレパートリーの譜面を配り始めました。
「Goin' Up Yonder」
あぁああぁああ!!この曲、私の大好きな曲だ!!!
Language SchoolのDelia先生からもらったゴスペルのCD「Walter Hawkins & The Love Center Choir」の「Love Alive 」。
こちらに来て何度も聞いて、そして一番のお気に入りになったこの曲!
まさかJosephinaの教会で歌うとは夢にも思っていませんでした。
うれしくって、うれしくって歌声がさらに野太くなっていきます(笑)。
そしてクワイアのメンバーたちとの結びつきも深く深く感じるのです。
あぁ、なんて幸せなんだろう!一緒に歌っているYoshikoさんの目もキラキラと輝いています。
途中、「あなたいつまでエルパソにいるの?」と尋ねられたわたしは「May5」と答えました。
すると「Hold on! Hold on!」。
シスターブラザーたちは、ほんとうにフレンドリーな人たちでいっぱいだ。
そしてあっという間にレッスンは終わり。今日の日を互いに感謝して握手を交わしお祈りを。
帰り際に教会に集まった方々、そして一緒に出向いた日本の仲間達とのshot!
今は一緒に学んでいる仲間達とも、しばらくするとそれぞれ違った町で生活していく。今日は、エルパソでみんなが一緒に集まれる最初で最後のチャンス。このまちで日本人に会えること自体珍しいことなのに、ほんの一晩のわずかなひとときでたくさんの感動と幸せを体験した。
日本に帰国するKathyさんの無事と、4月から就職するCozyの門出、これからのみんなの幸せをお祈りし、この町でうけたたくさんの愛にをこころから感謝した夜なのでした。


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