今日もバスをまっておりました。とはいえ、タイミングを逃してしまったのか、しばらく待つハメに。ということで、気晴らしにリュックサックの中に入っている日本菓子をゴソゴソと覗いてみた。というのも、常時必ず、日本のなにがしを持っているので、外国人のお友達に分けてあげたり、気晴らしにむしゃむしゃしたりしている。
こちらに来てからというもの、アメリカのお菓子はどうやら甘みが強すぎると感じることが多い。チョコレートにしてもハーシーやキャドバリーはふにゃりとしていて、非常にあまい。(好物ではあるが)。トウモロコシスナック(FRITOSやDORITOS)なども、味が濃くて下の上がシャリシャリするほどだ。で、お気に入りになったのがビーフジャーキー。プレーンなものから、ハラペーニョ(青とうがらし)、照り焼き味までいろんな種類やテイストがあります。私は黒胡椒がたくさんかかっているのがお気に入り。価格帯は3ドル〜5ドルほどで、お菓子の感覚で買おう物ならば出費が高くつくのだが、小腹が減ったときなんかは、くちゃくちゃやっているだけで、ずいぶんと満足してしまうから不思議だ。
このビーフジャーキーだが、今まで3種類のブランドの黒胡椒味を試してみた。一つはWALMART、一つはTARGETそして一つはQMARTで購入。価格と味は比例するのだろうか、味も3種3様だった。
まず、2月下旬にWALMARTで買ったもの。4ドル近くの金額だった。本当においしくて、おおげさかもしれないが、軽くステーキを食べているような気分になってしまった。初めて出会ったビーフジャーキーだったので、これをきっかけに私はビーフジャーキーハンターになってしまったのだ。
次に3月上旬にQMARTで買ったビーフジャーキー。このストアは少し寂れた感があります。BGMはメキシカンソング、薄暗い店内はなんだかきな臭い感じがします。ここでわたしはカップヌードル4個を1ドルで購入、ついでにレジ前にぶら下がっていたビーフジャーキーを購入、3ドル台前半だった。
そして、バス停で待っている間、思わず袋を引きちぎり(アメリカ式)一つを口にしてみた。ぬぉ、固い。これが一番の感想だ。そして、その後に襲う、過剰な胡椒味。ぱさぱさなので風味もあまり無く、あまり愛着のわかない味。まるでドッグフードを食べているかのような気分に襲われた。
最後に買ったのがTARGETにて。このお店は、中の上といったかんじのマーケットだ。日本でいうところのサミットあたりだろうか。やはりこちらもレジ前にビーフジャーキーが吊るされており、いつものように黒胡椒味をゲット。4ドル台前半だったので、おそらくおいしいことだろう。そして、お決まりのようにバス停でばりばりと袋をやぶり(アメリカ式)口にしてみた。味はそこそこおいしいのだが、最初に出会ったものに勝る才能は持ち合わせていなかった。というのも、なんとなく中途半端で記憶に残りづらい味、そしてカットされているサイズがイマイチなのだ。でかいのである。まるでイカの姿干しを食べるときのように、自分の手で裂いて食べねばならないのです。
バス停で、ビーフジャーキーを裂いて食べるのと、そのままのサイズを口の中に押し込んでひたすら反芻するのとでは、どちらが恥ずかしくないのだろうか?頭の中で二者択一の問答を繰り返していた。そして我に返ったとき、昼間からバス停で20代女子がビーフジャーキーを食べていることが問題なのでは?と思ったのである。
さて、アメリカに来る前々日のことだが、突如夕方に部長が遊びにきて、真夜中に奥ちゃんがやってきた。24時過ぎに、モジャ☆部からのお餞別ということで、マックスバリューにて、日本のお菓子やお茶漬けのもとなど、いろいろと買い出しに出かけたのだ。そのときにもらったお菓子が重宝している。
渡米前には、いったいどんな食べ物が欲しくなるものか、まったく想像がつかなかったのだが、思いがけずヒットしているのが
「よっちゃんイカ@30円」
「ウメトラ3兄弟@30円」
「中野の都こんぶ@100円」
である。まず、酸っぱい系のお菓子はコチラではあまり見かけない。よっちゃんイカは、部長の勧めもあって、3個ほど持ってきた。幼い頃は大好きだったが、大人になってからはあまり食べていなかった。しかし、パンや肉などの食事が続いたあとに、必ず欲しくなってしまうのだ。寂しいことに、すべて食べ尽くしてしまった。
ウメトラ3兄弟。こちらもよっちゃんイカと同じ会社のお菓子で、カリカリとした梅が4粒入っている。3兄弟なのに、どうして4個入っているのかほんとうに謎だ。部長の「大きなカリカリ梅を1個買うより、リーズナブルだで!」という勧めもあり、数個ゲットした。これは、授業中、睡魔に襲われたときに食べると効果的。驚異的な確率で目がさめます。しかし、授業が終わるまで種を口の中におさめておくことに少し抵抗がある。SPEAKINGの際にモゴモゴと言ってしまい、うまく発音できないのだ。
つぎに中野の都こんぶ。まずパッケージデザインが美しいです。こちらも幼い頃はとても大好きで、うちのお母ちゃんが、マルタフードセンターでよく買ってくれたものでした。しかし、10代後半からなぜだか、おぼろ昆布が苦手になってしまい、それと同時に都こんぶも食べなくなりました。駄菓子コーナーでも目もくれませんでしたが、奥ちゃんが「サンダ☆これも持っていきな!」ということで、1個だけアメリカまでやってきました。いやぁ、10年以上ぶりに食する都こんぶ、やっぱりおいしかったです。長い間、ほんとうにごめんなさい、都こんぶ。カフェでコーヒーを飲みながら、PCをいじりつつ、反芻しています。不思議なことに集中力が身に付くというか、頭の中がすっきりしたきぶんになります。ついでにハラミとセラミもすっきりさせたいです、ムフ!
というわけで、最近のお菓子雑感はこんなところです。またUPしま〜す。

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