食べ物の美味しさには、
何通りかあると思います。
最初のインパクトであったり、
噛み締める味であったり、
鼻を抜ける時のスピードであったり、
食べ終わったあとの余韻であったり。。
ああ、食べるってなんて素敵なんでしょう。。
食欲の春という言葉が無いのが不思議。
食欲はオールシーズンなのにね笑。
映画、バクダッドカフェを観てきました。
この映画を美味しい食べ物に例えると(例えるな!)、
すべての素材の味が無駄なく出ていて、
余韻のとても長い料理です。
なんだ、どんな料理だ、おでんか、違うか。。
どんな細かい描写にも、
ちゃんと時の流れが描かれていて、
ゆったりしている映像なのに、
こっちの気持ちの変化を促してくれる。
ちゃんと考える隙間も与えてくれる。
劇中の音楽も、全く派手な演出じゃないのに、
ちゃんと意味ある音楽達。
コーリングユー、弾きたくなったなー。
僕にとって、バクダッドかフェは、
清く正しい映画の姿、とても素敵な作品だと思います。

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