ああー……
大体想像してたとおり(一番悪い方に)のマクギリスの幼少期……繰り返し見るのはつらく、まださらっと一回見ただけです。
●マッキーの過去で思い出した漫画(大まかなあらすじ)
音楽学校(高校)を舞台に、
お金持ちのお嬢様と、同級生で美人・ピアノ才能あり・だけど
貧乏な女学生、二人の関係の話。
義父にせいてきぎゃくたいされ、ぼろぼろだった女学生がたまたまお嬢様に助けられ、その後どんどんその家に入り込んでいくの…。
お嬢様はかわいい系で性格良、ピアノはそこそこ、年上の親が決めた婚約者あり(兄みたいな存在で、恋愛感情はあまりない)。
女学生の弾くピアノが好きで親しくなりたい、家庭が恵まれてないなら助けたいと両親にお願いし、女学生を自宅へ住まわせて一緒に音楽学校へ通うことにする。
女学生の方は何とか家族から逃れ、ピアニストとして出世したい(貧乏から逃れ自分の思いどおりに生きたい)と願っており、この機(お嬢様とのつながり)を逃さないよう、
美貌と頭脳を利用し邪魔な者を排除していくようになる。
お嬢様には体の弱い母親がおり(娘のためにはならないと)女学生を遠ざけたがっていることに気付いた女学生は、お嬢様の婚約者を誘惑して母親を事故にみせかけて殺害させる。
その後ノイローゼになった婚約者を自殺するよう誘導(お嬢様の母を殺したのは俺…という内容の音声テープを残させる)。
女学生は出世に邪魔な義父も殺そうとしたけど、それは実母が心中に見せかけて殺害してくれる(娘がぎゃくたいされてることに気付いており、せめて邪魔にならないよう実母自身も死を選ぶ)。
その内、お嬢様は女学生の本性に気付くが
「気に入らなければ、私を捨てたらいいわ。気まぐれで拾ったのだから」と言われ、お嬢様は自らの傲慢さに気付き見捨てられない…。
顔を合わすのがつらくなったお嬢様は、同級生男子(学校からは素行不良扱い)と仲良くなり、少しの平穏を得るが…。
出世のため、お嬢様をコントロールしておきたい女学生が、お嬢様の父に報告したり色々画策して、その男子を退学に追い込む。(この男子は女学生の本性に気付いてるが、どちらの女子にも惹かれているような感じ)
母殺害の主犯が女学生と気付いたお嬢様。
このままでは女学生が出世のために罪を犯し続ける…
彼女にそんな夢を見させてしまったのは、あの時拾った自分(お嬢様)だから、責任は私がとらなければと思いつめ…。
女学生のお披露目を兼ねたピアノ演奏会で、鍵盤(両手)の上にライトが落ちるように計画(頭には落とさない=殺すつもりはない)。
しかし、本当に女学生が弾くピアノが好きなお嬢様は、涙を流し(まだ弾き終わらないで…)と思いながら、舞台袖で彼女を見つめ…。(そこでEND)
※お嬢様はライトを落とした後、自首するつもり。(ケガでピアノを弾けなくなった女学生は死んだも同然になることを分かっている)
女学生はピアノを弾く時だけ、満たされた穏やかな顔をしてることをお嬢様は知っていて(それを貴女は気付いてないのね…本当はピアノが弾けるだけで、貴女は幸せでいられるのに…)などと思いながら、最後、ライトが落ちる直前(女学生が幸せな顔で弾いてる場面)で終わる。余韻の残るラストでした。
●マクギリスの欲する世界とは?
上記の漫画、
お嬢様=ガエリオ、
美人貧乏女学生=マクギリスで少し重なって見えたんですね。
何が言いたいかというと、
マッキーの幸せって何?ってこと。
世界を自分の思うように作り変えて、もう誰も自分に命令しない、傷つけられることもない。そこにただ一人の友人はいないけど…(妻?はいるかも…)。
でも自分に好意的な人も陥れるマッキーが治める世界だと思うと…なんか怖い…。
(しかしよく一期でイズナリオを殺さなかったな。死ぬよりひどい目に…って思ってる? クーデター後にどうにかするつもり? それとももう片付けてる?)
妻(アルミリア)はいつか大人になるし、色々大丈夫かマッキー…!?となる。
愛するとか楽しいとか幸せとか、彼の中にそんな感情ないんだろうけど…
そういう感情があったら生き抜いてこれなかったんだろうけど。
もしクーデターが成功し彼が生き残って、怒りの中であと何十年生きるんだろう。
持って生まれた者の無自覚な傲慢さがあるガエリオだけど、それは仕方ない。生まれは選べない。
ガエリオの責任じゃない。
マクギリスかラスタル様のどっちを上司に持ちたいかって言ったら、私はラスタル様なんですよね。話しやすそうで楽しそう(肉食いに行くか!とか)懐も深そう。
それは高貴な身分に生まれ、元から恵まれてる=余裕がある(寛大で良い人に見える)からなんだろうけど。
生まれ。
それだけはマッキーには決して届かないもの…。
オルフェンズの一人のマッキー。オルガ(鉄華団)と違うのは弱み見せられる仲間がいないってこと? そう思うとやはりアルミリアに期待するしかないのか?(彼女には自殺云々語ってたしな…)
重い。重いなマクギリス…。
(こんなこと考えちゃうのも、予告でアルミリアが大変なことになってるから! 彼女の幸せどう考えてるのマッキー…
しっかり、あなたはもう大人よ!)
●
「もう引き返せんな…」ってマッキー!?
案外、誰か止めてくれるのを待ってるような気もして…。
二期はマッキーのきれがイマイチだったので
「友人がいない」ことに想像以上にダメージ受けてる? あなた、自分が思ってた以上にボードウィン家に癒されてたんじゃないの…?ってなってる。
(ちなみにマッキーがガエリオを殺し損ねたのはわざとじゃないそうですね(公式談話)。ほんの少ーしコクピットをずれて刺さったんだそうです)
マッキーが変わる時間は十分にあったと思うんだけど…
養父のぎゃくたいがいつまで続いてたのかが…(一期の時点でも続いてた気もするし…)。
過去のことを含め、マッキーはガエリオには死んでも知られたくないと思ってる(と私は考えてる)。
ガエリオに同情されたら彼(の心)は死んでしまいそう。
「かわいそう」と思われるくらいなら、憎しみや怒りを向けてほしかったんじゃないかなって…友愛なんて信じてないし、そんな不確か不安定な感情より、より強い負の感情を望んでた?
まだまだマッキーがガエリオをどう思ってるのか、分からないなー…。放送を待とう。
※「もう引き返せんな…」というのは、
アルミリアのことを考えて出た言葉かも?とも考えてる。
クーデター起こしたら、ヴィダール(ガエリオ)は黙っていないだろうし、いずれアルミリアに兄の死の真相が伝わる…自分を見つめるまなざしがどんな風に変わるのか…マッキーにも予測がつかないのでは…?

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