SheAniMaleという摩訶不思議な海外アダルトサイトがある。
名前から大体見当が付くが、(わざと
日本風に描いた)
アニメ絵のシーメイル(このサイトの場合、フタナリではなくて、豊胸手術して女装した
男)の
4コマイラストつきストーリーがいっぱいアップされている。こんなのだ↓:
・公園で会ったステキなお嬢さん。ぜひ妻にしたいと思い、
交際を申し込んだらこれが男。でもナゼか別に動揺するでもなく
ハッピーエンド(笑)。いいのか。
・出張風俗みたいなところから宅配の女の子を呼んだら、
これが男だった。だがナゼか怒って
チェンジするでもなく大満足(笑)。いいのかよ。
・ジョギングしてたらイカした[死語]女の子二人組に
逆ナンパされ、
両手に花で大喜び。
ところがこれが二人とも男で、逆に掘られて男の子
涙目(笑)。これは犯罪だろう。
・妙に挑発的な格好の女がいて、たまらず強姦しようとしたら[するなよ]、
これが例によって男。しかも不必要なまでに巨根。例によって
逆襲されて涙目(笑)。
・レイディボーイとして生きるのはつらいことばかり。もう希望もなくなりますた。さようなら冷たい世の中[
三ツ矢雄二の声で]、と、誰に言うともなくつぶやいてレインボーブリッジから飛び降り自殺をはかった女子高生(
もちろん例によって男)は、その瞬間マントをひるがえして飛んできたスーパーヒーローに助けられる。そして例によってその種の
ハッピーエンド(笑)。それでいいのかHERO。
喜劇的なオチが多いのが救われる感じなので、ついついいろいろ読んでしまう。
これ、つまり、《お前男だったのかよ艶笑譚》が日本のマンガ・アニメ・ゲームの影響下に、新たな装いをもって蘇ったものだ。
◆
考えてみるに、
この二十年間に新たに英語に入り込んだ日本語はおおかたろくでもない。
hentai(pervertという本来の意味ではなくて、エロい二次画像、特にアニメ絵を指す)
ecchi(ソフトコアや微エロの画像か?)
lolicon(
lolikon)
bukkake[マトモな?英語ではfacializing]
anime
manga
yaoi
syota(
shota)
dojinshi[fanzineという言葉は元々ある]
cosplay
Anime、mangaはともかくとして、あとはどれもこれも恥っさらしな単語ばかりだw
英語は別格として、インターネットの世界では
日本語は
繁体字中文に並ぶポルノの大言語だろう。あとは
オランダ語と
(ブラジルの)ポルトガル語。インターネットのオランダ語圏というのはオランダ、ベルギー、スリナムであるが、このうちスリナムはポルノと関係ない。
ドイツ語はポルノの言語としてはさほどでもなく(多分DEドメインのアダルトサイトの多くは英語であろう)、フランス語も意外に少ない(と思う)。
韓国語のアダルトサイトもかなり多いと思われるが、これは「韓国人向け」という意味で、韓国の国内にサーバーがあるものはそう多くないかもしれない。韓国ではポルノはウムナンムル'eum-ran-mul(淫乱物)という身も蓋もない呼び方をされていて、表向きはないことにされているwでも本当はやっぱり大好きというw
とにかくここで強調しておくべきなのは、英語・繁体字中文・日本語・オランダ語・ポルトガル語プラス韓国語、は、ネット上では屈指のアダルトサイト用言語であるということだ。ドイツ語も入れておいた方がいいか。フランス語よりはまちがいなく多いはずだ。
そして、あらたにネット上のポルノ用語として英語に入り込んだもので、オランダ語や韓国語は多分ほとんどないということも指摘しておきたい。あるとすればポルトガル語のsuruba('orgy')ぐらいか?ネット上のエロい新語の多くは日本語起源なのだ。これはいったいどう評価したらいいのかw

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