◆李昌圭:『韓国語を学ぼう 初級』(朝日出版社)
豊富なパターン練習が特徴の新刊。こんな教科書が何種類もあるんですから、我々がおっかなびっくり手探りで朝鮮語学習を始めた80年代初頭にくらべたら、便利になったものです。そのころでさえも、日本の朝鮮語研究は(本国はともかくとして)世界最高レベルだったんですがね。もちろん、今もです。
しかし、そんなことは今どうでもいいのです。
今問題にしたいのはですね、本書47ページの世界地図。
Jung-gug(中国)とDae-man(台湾)が別の色になっているのは日本の地理教科書よりも先進的っていうかいろんな意味で反動的で、好感が持てますが、それすらも今はおいといていいです。その地図てぇますものがですね...
なんと、
サハリン全島が日本と同じ色に塗られてロシアと区別されています。
この教科書、親切で図版も多く、使いやすそうなのですが、回収されてしまうといけないので、今のうちに(教師のフリして)「見本請求」しておくといいかもしれません。近年こんなコレクティブルな教科書てのはありません。
いやあ、朝日出版社、個人的には宮沢りえ写真集以来の衝撃です。やってくれました。
ところでイ・チャンギュって誰っていうか、
どのイ・チャンギュだろうな。プロフィル書いてないけど、知ってる人だったりして。いずれにしてもネタにしてゴメン。
【今週の一言】祝・樺太再併合。


0