2019/11/17

33114 つづき  プロオーディオ

 33114の回路構成は、ST.IVESの入力トランスとB638からなる入力部、EQセクション、B640とMARINAIR出力トランスからなる出力部に3分割されます。EQセクションはバイパスされているので除外して、とりあえず入力部からチェックします。
 マイク入力へ1kHz正弦波を入力し、オシロスコープでポイントごとに探ります。PreEQのインサートポイントに信号が出てこないので、入力部のB638に問題が有りそうです。B638の入力ピンまでは信号が届いていますが、出力ピンからは無信号でした。てっきりB638の不良かと思い、手持ちの予備品と交換しましたが・・・。現象は変わりません。24V電源も正常なので、残るは・・・。B638の増幅率を決める帰還回路に問題が?470μFの電解コンデンサーが!なんと短絡しています!!またもやコンデンサーが悪さしてます!!!

クリックすると元のサイズで表示します

フィリップスの青コンデンサーの手持ちは無いので、「SILMIC U」で代用してみました。見事問題解決(パチパチ!)ほかのモジュールも同じ原因でした。
 今までもタンタルで痛い目にあったことはブログにも書きましたが、電解コンもダメですね〜。やはりビンテージ物は、RECAPが必要なことを痛感しました。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2019/11/12

NEVE33114  プロオーディオ

クリックすると元のサイズで表示します

 ご存知ビンテージNEVE後期(1970〜80年頃)に製造された、NEVE33114です。私が実際使っていたのは5316コンソールに実装されたもので、当時はそれほど実感は無かったのですが、今考えれば貴重な経験でした。
 そんな33114モジュールを何本かストックしているのですが、先日久しぶりに灯を入れたところ、全く音の出ないモジュールを何本か発見しました。33114の貴重さはブログを読んでいただいている方ならお判りでしょうが、最近は市場に出回ることはほとんどありません。そんな貴重品をジャンクにするわけには出来ないので、さっそく修理に入りました。
 考えられるのはアンプユニットのNGですが、33114はTDA1034オペアンプを用いたB638・B640ユニットが使われているため、同時にいくつものモジュールが故障するとは考えにくいのですが・・?

クリックすると元のサイズで表示します
0

2019/8/11

インディアンが!  プロオーディオ

クリックすると元のサイズで表示します

機材整理でサミングアンプに灯を入れたところ、ケースの隙間からノロシが上がりました!基板から煙が出るのは、抵抗が焦げていることが多いですが、何回経験しても気持ちの良い物ではありません。すぐさま電源を切ってケースを開けてみると、出力基板の可愛い1/4Wの抵抗ちゃんが黒焦げです。電源入力部に直列に入っているので、何処かでショートして過電流が流れたものと思われます。その原因は・・?

クリックすると元のサイズで表示します

ピーンと来ました!タンタルコンデンサーです。以前にも書きましたが、タンタルは壊れるとショート状態になるので、電源系統に使うのは要注意です。片側基板に3個、LR両チャンネルで6個のタンタルが使われているので、予防措置として全て電解コンデンサーに交換しました。
計算してみると、15Vに10Ωの抵抗直列なので1.5Aということは・・・!1/4Wでは可哀そうですよね!!

クリックすると元のサイズで表示します
0

2019/7/27

STELLABOX つづき  

久しぶりに「STELLAVOX AMI 48」に灯を入れてみました。コンデンサーマイクを繋いで、チャンネルごとにチェックです。バーチカルフェーダー、EQつまみ共にガリも無く、心地よいサウンドが響きます。ピークメーターも元気よくピョンピョンと跳ね上がっています。しかし・・ムムッ!3chからボソボソというノイズが!!経験上半導体から出るノイズのようです。フェーダーを絞ると消えるのでヘッドアンプが原因か?他の状態は申し分ないのですが・・。3ch以外の4ch分は使えるのですが、納得できません。そこで思い切って!

クリックすると元のサイズで表示します


裏ブタを開けてスイス人技術者に挑戦です。しかしまぁ〜良く詰め込んだものです。それもアンプやリミッターがユニット形式でソケットに差し込んであるので、故障個所の部品交換が簡単にできます。しかし今回は予備部品も無いので、とりあえず隣のchのユニットと交換して故障個所を確定します。ch2とch3を入れ替えてノイズを確認してみると・・・。何とノイズが消えています!元へ戻してch3を確認しても、ノイズは有りません。
結局ユニットとソケットの接触不良だったようです。半分諦めていたのですが、とりあえず出来る事はやってみるもんですね〜。儲かった!

クリックすると元のサイズで表示します
0

2019/7/24

STELLAVOX AMI 48  プロオーディオ

クリックすると元のサイズで表示します

「STELLAVOX」「NAGRA」をご存知の方は、だいぶ年配?(失礼!)の方ではないでしょうか。スイスを代表するオーディオメーカーで今でも存続していますが、世の中にVTRが普及する前のフイルム時代に大活躍した、可搬型オープンリール・テープレコーダーの名器を世に送り出したメーカーです。
今回機材整理をしているなかで、この「STELLAVOX」の5chミキサーを探し出しました。確か10年以上前にヤフオクで落札したものですが、活躍する機会もなく押し入れにしまい込んでいました。もちろんミキサーとしての実力もさることながら、時計で有名なスイスの精巧技術に魅せられ、お宝のようなつもりで購入したものです。その実力は?

クリックすると元のサイズで表示します

☆オールディスクリート回路、5入力2出力、バッテリー駆動可
☆入力はマイク(20dBパッド付)またはライン
☆各chバーチカルフェーダー、Lowcut、EQ(High・Lowシェルビング)、マイク電源12V/48V切り替え、ピーク表示有り
☆ch4/ch5オートゲイン機能
☆各chダイレクトアウト
☆各chCUEモニター(オーディション機能)
☆ステレオ出力アナログピークメーター

今になればこの程度の機能を持った可搬型ミキサーはいくらでもありますが、当時は画期的で相当高価であったと思われます。(確か「NAGRA」のテレコは100万円位した記憶が有ります)どちらにしても、このフォルムを見ているだけでホレボレしてしまいませんか?

クリックすると元のサイズで表示します
0

2019/7/23

★ 再開! ★  

 長らくお待たせしたでしょうか?5年ぶりのブログ更新です。と言うのも言い訳になりますが、遠方に転勤していまして、やっと地元へ帰ってきました。
 引っ越し荷物(ほとんど機材と工具ですが)を紐解いて、作業環境も以前よりは改善され、手持ちのアナログ部品を眺めながら、少しづつベーションが上がってきている今日この頃です。そして復帰を機に山の神(?)から機材整理の特命!を受け、ヤフオク等で機材、製作機器の処分を行っています。
 久々に通電すると思わぬトラブルも発生しますが、最良の状態で出品いたしますのでどうぞご期待ください。また皆様からのコメント大歓迎です!よろしくお願い致します。
0

2014/2/13

TAB/V375A  プロオーディオ

 TAB/V375を分解して、回路を読みとりました。やはり予想通りトランスバランス入力、アンバランス出力の4chラインアンプでした。多分このアンプの後ろに4ch出力をサミングする回路が付くのだと思います。アンプの構成は4個の入力トランスにディスクリートの2chラインアンプが2枚、ディスクリートの電源基盤が1枚です。この電源基盤が凝っていて、4ch分の電源回路からなり、それぞれのラインアンプに独立して電源を供給しています。
 早速DC24Vをつないで、動作確認して見ました。オシレーターから0dBu/1kHzを入力すると、綺麗な正弦波が出力されます。正確ではありませんが、6dBほどゲインがあるようです。時間が無くて音質チェックまでは至りませんでしたが、この回路構成を見ても期待を外すとは思えません。はやく出音を聞いてみたいものです!
1

2014/2/8

TAB/V375  プロオーディオ

クリックすると元のサイズで表示します 

 久しぶりのブログ更新です。ヤフオクでTAB/V375を入手しました。ドイツ製のアンプは型番に決まりがあり、375の一桁目の3はメーカーのTABを意味し、75はサミングアンプを表します。
 しかし現物を見てみるとトランスが4個配置され、サミングアンプとは思えません。NETを検索すると、4chトランスバランス入力/1chアンバラ出力との記載がありましたが、そんな回路構成で何に使うのでしょうか?以前ブログに書いたSIMENS/V275も同じ75なのでサミングアンプのはずですが、普通のラインアンプでした。
 回路図が無いのでアンプをばらして回路を追ってみましたが、どうも4chラインアンプのようです。と言う事は、アンバラ入力/トランスバランス出力でしょうか?であればトランスをドライブするアンプ部はディスクリートなので出音に期待が持てます。音出しが楽しみです!
4

2013/10/5

栄光への5000キロ  趣味

クリックすると元のサイズで表示します 

 少し堅い話ですが、自分の人生に影響を与えた物というものは、誰しもあるものです。私の場合読書は好きでなかったので、映画や音楽から影響を受ける事が多かったです。その内の一つが、今回DVDを購入した石原裕次郎主演の「栄光への5000キロ」です。なぜ今頃こんな話をするかと言えば、この映画は石原裕次郎の意思で映画館の大スクリーンで観る事に固執した為、長い間DVD化されなかったからです。それが関係者の尽力やファンの要望によりやっとDVD化が実現しました。
 話の内容は70年代の高度成長期に文明の象徴とも言えたモータリゼーションを、ラリーと言うモータースポーツを通じて夢とロマンを描いた作品で、当時としては莫大な製作費をもって長期海外ロケを敢行、3時間にも及ぶ超大作を創り上げたのでした。これを観た多感な少年(?)は当然のごとく運転免許を取り、ラリーに没頭して行くのです。
 作品的には主観ですが全く古さを感じさせず(もちろんデジタルマスタリングされているので、映像も綺麗です)、CGのない時代なので劇中のレースやラリーシーンもほとんど実写で(ものすごい技術です!)、カメラアングルもモータースポーツファンの痒いところに手が届くニクイ演出です!改めて映像処理技術が発達した現在においても、実写の迫力にはかなわない事を認識しました。(音楽にも通じる事がありますね!)
1

2013/8/31

TAB374a  プロオーディオ

クリックすると元のサイズで表示します 

 機材を整理していたら、TAB374aが出てきました。4年前に2個手に入れて1つは木製ラックに収めましたが、残りは忘れていました。オールディスクリートのビンテージ品なので、ほっておくのはもったいないので再度通電しました。このモジュールはスタジオコンソールのトークバック用なのですが、マイクアンプとリミッターがセットになっていて、手を加えることでマイクプリアンプとして十分使えます。
 状態をチェックしてみると、以前の持ち主が改造をしていて、オリジナルで70dB近くあるゲインが55dB程に抑えられています。回路構成は2段増幅で、間にボリュームが入りレベルをコントロールしています。前段ではほとんどゲインが無く、ヘッドルームは30dB以上あります。後段でゲインを稼いでいるので、ボリュームコントロールで結構幅広い範囲で使えそうです。
 個人的にはフルディスクリートのビンテージモジュールの割には音の厚みがもう少し欲しいですが、使い道を考えれば絶品かと思います。やはり手をかけたアンプは音が違います。
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ