2020/7/3

NE5534N  プロオーディオ

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 久しぶりにモノシリックIC(シグネティックス製NE5534N)を用いたプリアンプを製作しました。回路的には基本的なプッシュプル回路で、入力トランスにJENSEN製「JT−115K−E」、出力トランスに日本光電製のカットコアタイプを使用しました。

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最大ゲインは50dB程度に抑え、ハイレベル入力に対応するため25dBパッド付きです。実はこのアンプが難産で、私のミスでトラブルが多発、完成までだいぶ時間を費やしてしまいました。
 結果ですが、最近はディスクリート回路ばかり扱ってきたので、IC回路の音がとても新鮮です。もちろんディスクリートのような重圧感は無いのですが、何かすっきりしていて、スピード感?があるようです。70〜80年代のロック系が、NEVEよりSSLを好んでいたという話を聞いたことがありますが、多少納得できた気がしました。

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2020/5/30

TKD PC−130  プロオーディオ

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「TKD」という名称から東京光音電波製と思われるディスクリートアンプ基板で、マイクプリアンプを製作しました。基板にはAPI2520より一回り大きいオペアンプが2個マウントされています。電解コンデンサーは手持ちのシルミックとファインゴールドにRECAP、±15電源と48Vファントム電源を装備し、いたってシンプルな作りとしました。このオペアンプ、図体が大きいうえ本体に何の明示も無いブラックボックスで、何か興味をそそられます。完成後の音色チェックですが、同じ東京光音製オペアンプ「HN2010」と同じ傾向で、低音域に特徴が有ります。音響系コンデンサーにRECAPしてあるので、それなりに音像もはっきりしていてバランス的にも悪くないです。
 ところで今回初めての1Uラックマウントケースを使ったのですが、空のケースを見たとき、内側の何ケ所かにM5のビスが頭を出していて、何かの製品の作りかけではないかと疑ってしまいました。

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しかし製作後半にノイズチェックをする際に、このビスが筐体アースの接地ポイントであることが判明します。このケース、前面はアルミ板ですが、底板、上蓋、背面は鉄板で塗装がされています。なので組み上げるとそれぞれの部品が塗装で接地されず、ハムノイズが載る原因になります。お陰様でそれぞれのポイントを繋ぐことで、SNの良いアンプを作ることが出来ました。

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2020/5/14

TAMURA TS4000  プロオーディオ

 若き日に仕事を始めたころ、大変お世話になったミキサーです。当時は可搬型ミキサーの数も少なく、手ごろな機材としてこの「TAMURA TS4000」を使いました。テレビやラジオはまだモノラル放送でモノラルミキサーが活躍していたのですが、その後のステレオ化により「TS4000S」へ進化してゆきます。中身もディスクリートからIC回路へと変わっています。

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 現物はすでに分解してしまって入力部分のみを取っておいたのですが、ご覧のように「TMA−1613A」と言うアンプユニットが豪勢に鎮座しています。回路もシンプルでタムラ製では珍しく、単電源(DC24V)で動きそうです。久しぶりにマイクアンプに挑戦しようかと思います。
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2020/3/11

V275ラインアンプ ラッキング @  プロオーディオ

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 「SIEMENS V275/01」のラッキングに着手しました。ネットで回路を探したのですが、「V275」と「V275/04」の回路図は手に入ったのですが、「/01」は見つかりませんでした。バージョンの違いのようですが、「V275」はオールディスクリートで、「/04」は2段階増幅の前段にモノリシックタイプのオペアンプが使われています。私の持っている「/01」はオールディスクリートですが、後段がハイブリッドタイプのオペアンプ(ディスクリートですが、チップ素子が使われている板状のオペアンプ)が使われています。回路的には「/04」とほぼ同じなので、大分参考になりました。
 さて前回「V275/01」は38dBほどゲインが有ると書きましたが、回路図によると使用上は23dBのようです。(回路図がドイツ語なので苦労します)外付け抵抗でゲイン調整が可能で、最終的に絞り込んで13dBにしました。これなら入力側にアッテネーターを噛ませて、実用的なレベルになりそうです。通常アンプを作るときはゲインを上げるのに苦労するのですが、今回な逆なので不思議なものです。

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2020/2/28

謎の8chアンプ?  その2  プロオーディオ

 この基板が8chラインアンプであることは想像できたので、各chごとのトランスとオペアンプを中心に回路を追って行きました。まず問題なのがHAUFEの「ST3935」というトランスですが、通常は出力トランスであろうと考えます。

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 ところが幸運にもネットで「ST3935」のピン配置図が見つかり、それによると1次側がコネクターに、2次側がオペアンプに繋がっているようです。つまり「ST3935」は入力トランスと言う事になります。これらの事から想像するに、この基盤がミキサーのサミング回路の入力基板であったことが考えられます。

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 信号の入出力は間違えても問題は無いので、思い切ってトランス側に入力信号を繋ぎ24Vを投入しました。すると何ということでしょう!(ビフォーアフター風?)見事にオペアンプ側から出力波形が登場しました。(この瞬間が至福の時です!)ゲイン0の1対1入出力です。
 さて次回は、サミングアンプの製作記になるのでしょうか?
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2020/2/23

謎の8chアンプ?  その1  プロオーディオ

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 大分昔に手に入れたのですが、回路図も無く立体プリント基板で回路を追うのが大変だったため、ほったらかしなっていた8chアンプ基板です。HAUFEのトランスが8個載っていて、コネクターもDIN規格なのでドイツ製であることは間違いないようです。ハイブリッド・オペアンプによるディスクリート回路で、使い道がありそうなので回路解析を再開しました。
 ドイツ製基板なのでDC24V駆動であろうと推測し、とりあえず電源周りを追いかけてみました。有ります有ります逆流防止のダイオードが±で2個、その後ろに平滑コンデンサーと缶タイプのトランジスター(?・・ドイツ製基板にはよくあるタイプです)が並び、オペアンプに電源を供給しています。少しわかり始めるとスルスルと回路構成が解けてゆくのですが、この感覚は謎解きゲームのようで、何度やっても快感です!
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2020/2/10

8chラインアンプ  プロオーディオ

 令和2年もあっという間に2月、冬場は家にこもって工作に勤しむ時期なのですが、やっと年明け第1弾をお届けします。

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 以前も紹介したタムラ製の4chアンプ基板ですが、今回は2枚奮発して8chラインアンプを製作しました。と言っても、元々ノントランスの8chラインアンプの筐体が有ったので、中身を入れ替えたものです。4chラインアンプと同じように入力にアッテネーターをかませ、10dBゲインがあるラインアンプ基板をコントロールします。入出力コネクターや配線は流用できたので、前面にアッテネーター用の穴を開ける程度の手間で済みましたが、出来栄えは悪くないと思います。3U鉄製ケースなので少し大きく重量がありますが、音を通せばしっかりしたディスクリートトランスアンプの音色が楽しめます。

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2019/11/17

33114 つづき  プロオーディオ

 33114の回路構成は、ST.IVESの入力トランスとB638からなる入力部、EQセクション、B640とMARINAIR出力トランスからなる出力部に3分割されます。EQセクションはバイパスされているので除外して、とりあえず入力部からチェックします。
 マイク入力へ1kHz正弦波を入力し、オシロスコープでポイントごとに探ります。PreEQのインサートポイントに信号が出てこないので、入力部のB638に問題が有りそうです。B638の入力ピンまでは信号が届いていますが、出力ピンからは無信号でした。てっきりB638の不良かと思い、手持ちの予備品と交換しましたが・・・。現象は変わりません。24V電源も正常なので、残るは・・・。B638の増幅率を決める帰還回路に問題が?470μFの電解コンデンサーが!なんと短絡しています!!またもやコンデンサーが悪さしてます!!!

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フィリップスの青コンデンサーの手持ちは無いので、「SILMIC U」で代用してみました。見事問題解決(パチパチ!)ほかのモジュールも同じ原因でした。
 今までもタンタルで痛い目にあったことはブログにも書きましたが、電解コンもダメですね〜。やはりビンテージ物は、RECAPが必要なことを痛感しました。

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2019/11/12

NEVE33114  プロオーディオ

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 ご存知ビンテージNEVE後期(1970〜80年頃)に製造された、NEVE33114です。私が実際使っていたのは5316コンソールに実装されたもので、当時はそれほど実感は無かったのですが、今考えれば貴重な経験でした。
 そんな33114モジュールを何本かストックしているのですが、先日久しぶりに灯を入れたところ、全く音の出ないモジュールを何本か発見しました。33114の貴重さはブログを読んでいただいている方ならお判りでしょうが、最近は市場に出回ることはほとんどありません。そんな貴重品をジャンクにするわけには出来ないので、さっそく修理に入りました。
 考えられるのはアンプユニットのNGですが、33114はTDA1034オペアンプを用いたB638・B640ユニットが使われているため、同時にいくつものモジュールが故障するとは考えにくいのですが・・?

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2019/8/11

インディアンが!  プロオーディオ

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機材整理でサミングアンプに灯を入れたところ、ケースの隙間からノロシが上がりました!基板から煙が出るのは、抵抗が焦げていることが多いですが、何回経験しても気持ちの良い物ではありません。すぐさま電源を切ってケースを開けてみると、出力基板の可愛い1/4Wの抵抗ちゃんが黒焦げです。電源入力部に直列に入っているので、何処かでショートして過電流が流れたものと思われます。その原因は・・?

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ピーンと来ました!タンタルコンデンサーです。以前にも書きましたが、タンタルは壊れるとショート状態になるので、電源系統に使うのは要注意です。片側基板に3個、LR両チャンネルで6個のタンタルが使われているので、予防措置として全て電解コンデンサーに交換しました。
計算してみると、15Vに10Ωの抵抗直列なので1.5Aということは・・・!1/4Wでは可哀そうですよね!!

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