ただいまうさぎ山公園の砂場改装中

砂場が使えないので、代わりにおままごと用の
キッチンカウンターを木材で作っていると…

「わたしもお家で使う電子レンジ作りたい

」
「やのんやろう

」
と5歳児Hちゃんが目を輝かせて話してきました。
と、言う事で、レンジ作りスタート

どんなレンジにしたいか一緒に考えて、板材を切るところから
ビスうちまで一緒にチャレンジ
「赤とピンクとオレンジのレンジにするんだぁ

」
「あとね、絵をかいてかわいくするの

」
とうれしそう
でも…、
周りで遊んでいるお友達を見ているうちに…

あっちも楽しそう

こっちも楽しそう

と作りながらも気がいろんな所へ移って遊びに行きます
そんなこんな遊んでいるうちに、
レンジが完成する前に帰る時間が近づきます
は


作る時間がない
と気付いたHちゃんはあわてます

「どーしよー

もう帰る時間になっちゃった〜

」
「もうドアをつけてなくていいから…、
持って帰る
」
さぁこのレンジ。
Hちゃんの手で持って帰れないくらいの大きさ

お母さんに「プレイパークに置いていって、次来た時に完成してから持って帰ろうよ、
今日はバスできたから持って帰れないよ

」
と言われても断固として譲れません
自分で持って帰るから

どうしても持って帰る


と母を押し切って、持って帰る事になって喜ぶHちゃん


自分で持てるように大きい袋に入れてあげました
どうしてまだ完成していないのに今日持って帰りたいんだろう

Hちゃんが断固として押し切るにはきっと彼女の中で理由があるのだろうと思って
その後Hちゃんに聞いてみました
「なんでどうしても持って帰りたいって思ったの

Hちゃんから話聞いていなかったなぁと思って

」
と話すと、「家におままごとの鍋があるけど、
家にあるおもちゃのレンジじゃ入らないの

」とのこと。
「そっか〜だからどうしても持って帰りたかったんだね。
Hちゃんの中で理由があったんだね。聞けてよかった

」
すると…
「あとね。家でピンクと赤とオレンジに塗って完成したら、
プレイパークに持ってくるの。
そしたらやのんに見せて驚かせるんだぁ

」
とにっこり嬉しそうに話してくれました。
かわいいなぁ
それを聞いて、
家に飾っておいたレゴを母に壊されて
かんしゃく起こした私の子どもの頃の事を思い出しました
周りからみたらただのレゴかも知れないけれど、
自分の中では今までにない工夫や発明があって、
すごく大切にしていた作品だったんです
子どもなりに理由があって、
それを分かってくれなかったのが
なんだかさみしかった事を今でも覚えています。
どうしても大人目線で考えてしまいがちだけれど、
子どもの行動には子どもなりの理由があったりします
子どもと関わる中で、
そこにどういう気持ちがあるのか
子どもの気持ちに寄り添って
意識して引き出していきたいなぁと思いました
Hが作ったんだぁ

と嬉しそうなHちゃん

お気に入りの作品になりました
さぁ、このレンジ家まで頑張って持って帰れたのかな

また次に来たときに話を聞くのが今から楽しみです


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