今日は助っ人、まさひろさんの登場から始まる。
倉庫整理の前にO2センサーとタコメータの点検を実施。
センサーのチェックをするためパワーFCからマズインチューン純正ECUに交換する。
ECU交換で排ガスが触媒レス車から触媒付き車のものに激変。
アイドリング濃すぎ。
うみゅ〜
O2センサー、2個とも死んでますがな!
考察:アイドリングの燃料が濃い影響でセンサーがススだらけで動作しなくなったんではないだろうか。
何故濃い?
ブーストが上がらないから?
EVC付けて0.7k。ノーマルより低い。バッタもんEVCをつかまされた?
ならば、アクチュエータに行く配管を外してフルブースト走行を試す。
まさひろさんが試走中に倉庫整理。
社長出勤のみやもとぉ〜工場長と昨日到着のブローNo.4をバラす。
さくさくとヘッド外すの図。
ブローの原因はタービンブローによる破片の吸入である。
2番、3番シリンダーに傷があり、ボーリング必須。クランクはクルクル。
とりあえず、ブロックを立てて台車に載せてコンパクトに片付ける事にする。
倉庫整理はココまで。
まさひろ号、再入庫である。
何故か?
ブーストがやはり上がらない。
原因があるとすれば、車体側配管のエア漏れが実に怪しい。
3人で作戦会議である。購入時には0.3kしか上がらず、クレームでインタークーラー他、主要部品単品のエア漏れをチェックして再組付けしたとの事。ならば、怪しいのは車体に残る配管?
インテーク側ホースを外すの図。
インコ防寒用に買ったビニールハウス用シートを挟む。
お次はエアフロにもシートを挟む。2箇所。
ブローバイの戻しを外してエアホースを結合。
解説しよう!
空気が入るエアフロの入口とエンジン入口までの配管を塞ぐと、タービン、インタークーラー、リサキュレーションバルブとそれに関わる全ての配管が閉回路となる。唯一残ったインテークへのブローバイ戻しを利用してエアコンプレッサーから2kg/cm2に下げたエアを注入すると、漏れてる箇所から「シュー」っと音がするはずである。
エアを入れた瞬間、インテークホースが目に見えて膨らむ。
漏れは無い。正常である。
ならば、スロットルも含めてチェックを試す為に再度インテークホースを外す。
あれ?
配管の凹みに気づく工場長。
更に、、、ホースが丸くない罠。
そういえば、ココだけTボルトクランプが付いていることが気になっていた。
まさひろさんがオーナーになって変えたものではないとの事。
解説しよう!
このBCNR33は明らかに「純正戻し」車両である。
金目のモノを取り外し、ノーマルを装わせたものと推測する。
配管の凹みはTボルトクランプのオーバートルクによる締め付けの跡の何者でもない。(経験アリ)ノーマルより上等なノーマル風のクランプが装着されていたが、コイツの締め付けトルクで配管を潰す事は不可能である。ということは、前オーナーのチューニングカー時代からこのクルマはエアが漏れていたと推測できる。これが元でこのクルマを嫌になって手放したとしたら、、、、、罪なチューナーのなせる業である。
ま、プライベータだとしたら、自己責任の範疇な訳だが。
元に戻して圧を掛けながらホースを揺すったところ、シューという音と共にエア漏れが確認できた。
緊急避難的に、ツインクランプである。
ブーストは0.77kまで上がったとの報告である。
漏れは完全に止まっていないが、原因のひとつであることは確実である。
ひとつの意味は、、、、同様に潰れる箇所が複数ある可能性があるからである。
しかし、完調に近づいたのは間違いない。
今日は作業が進んだ1日であった。。。。
はっ!
残り3基のエンジン整理は持ち越しとなる・・・・・orz
乙!>工場長

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