本日、最終営業日となる可能性の高い、ホームコースの
白峰温泉スキー場に出向く。
私が本格的にスキーを始めたのは35年前。
このスキー場のオープン時に長靴スキーからビンディングタイプのスキーに親父が改造してくれた時から始まる。今は無き祖父が始めた旅館、レンタルスキーでのアルバイトをしながら、その合間を縫っての一人スキーを楽しんだ。
世はスキーブーム花ざかり、雪が降ると猫も杓子もスキー場を訪れる。
石川県では金沢からクルマで1時間圏内に多くのスキー場が乱立。
リフト待ち30分、1時間は当たり前、昼食を食う場所取りはまさに戦場であった。
その間、数千人?の靴を合わせ、板を合わせた。
稼いだお金で最新のスキーを毎年のように購入。
それがクルマと並ぶ自分のステータスだった。
その青春を過ごしたレンタルスキーも最終日は閉店。
いっぱいあるのだが、、、記念に1日券ホルダーも購入。
今では4人揃って乗ることの無いクワッドリフトで上る。
そこには、、、、いつものスキー場である。
だが、最後を惜しむ人はまばら。
一人スキーは何年振りだろう。
全てのコースを、ほぼ真っ直ぐ滑る。昨日の映画の影響かもしれない。
ヤングバレーを上から・・・・
下まで一気に滑り落ちる。他の追従は許さない。
最大斜度38度の山頂バーンはリフト閉鎖に伴い滑れない。
6年前、SAJ1級の検定を受けたバーン。
その為に購入した板、その時のウエアーのまま時が過ぎる。
変わったのは、チューナーを失った事だけ。
席がいっぱいになることが無いロッジ。
最後の晩餐?
無事下山。
スキーによるケガは皆無。
鍛えてくれたゲレンデ、、、、何もかもが懐かしい。
ありがとう。

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