2018/10/12

新幹線建設を見据えて巨椋で調査を開始  活動
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 国交省が来年度予算の概算要求に、北陸新幹線(敦賀−新大阪)のアセスメント費用として14億円を盛り込みました。現在、2022年開業を目指して金沢−敦賀間の延伸工事が行われていますが、開業後に敦賀−小浜−京都−松井山手−新大阪ルートが着工される予定です。
 小浜−京都間の具体的なルートは未定ですが、北山をトンネルで貫き、市街地は土地の所有権が及ばない地下40m以下の大深度工法によって北側から京都駅につなぐとみられています。京都盆地は地下水が多いので、滋賀県側の山中に迂回し、比叡山−大文字山−東山を経て、東側から大深度工法で京都駅に結ぶと推測する識者もいます。

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 一方、京都−松井山手間は山地がなく、郊外を通るためルートがほぼ想像できます。ある識者は、京都駅から上鳥羽までは大深度工法、上鳥羽からは阪神高速8号京都線・第二京阪道路の高架の上に新幹線を敷設すると推測しています(地図参照)。つまり、高速道路と新幹線の2階建てになるという見方です。
 新幹線単独の高架建設という推測もあり、後継者不足に悩む農家は用地買収に期待しているという話もあります。いずれにしても、巨椋干拓地を貫くことは間違いないようです。
 巨椋干拓地は、秋はタマシギなど多様なシギ・チドリ類、冬はコミミズクど猛きん類の生息地になっています。また、希少種が訪れる場所として全国に知られ、京都府における極めて重要な野鳥生息地です。新幹線が建設されればその生息地が東西に分断され、野鳥に大きな影響が及ぶことになります。
 延伸工事については、具体的なルートや工法が判明してから対応を検討することになりますが、その判断や選択の基準となるデータを事前に収集・蓄積するため、京都支部では8月中旬から野鳥生息調査を開始しています。シギ・チドリ類を中心とした秋季の調査は終了しましたが、引き続き猛きん類など冬期の調査を実施し、今後も毎年調査を継続します。広報部

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