夢を見た。
9時前に起きて朝食を済ませて読書をしてたが、寒さ凌ぎに敷いたままの布団に入って読書を続けているうちに、猛烈な睡魔に襲われてページを閉じて灯りを消して眠る体勢に入った。そこで夢を見た。
67年前に42歳で逝去した母と、34年前に64歳で逝った叔母の夢だった。
ある日、死んだはずの母が社宅に帰ってきて社宅で療養することになった。母の部屋に行っても良いかと叔母の許可を得て赴いた。表玄関から入ったボクを迎えてくれた母の顔が祖母に似ていてひどく驚いた。
部屋に入ると、母と枕を並べて女性が横たわっていた。誰だか判るかと母に言われたが、見たことはあるがと首を傾げると母と二人で写っている写真を見せてくれた。「市長さん」だといわれて、ボクは「そういえば」と思い出したようだ、東日本震災にあった市のそれと理解したが漠然としたままだった。
次のおもてなしの食べ物を持ってくるように言われて、叔母のところに戻ると着物に着替えた叔母は心得たようだった。
このところ、先日の三兄の夢、今日の母と叔母の夢と、亡くなった親族が良く夢にあらわれる。みんないきいきとしているのが救いだった。覚醒すると泡沫のように消え去るのが物足りない。
枕元の時計が12:05を指していたので一瞬、夜中かと思ったが窓の外は明るかった。

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