一日の大部分は胡坐をかいて、パソコンとテレビの前に座りっきりだ。
昨年4月に週2回のアルバイト勤務をやめてからだからもう1年半になる。出勤しなくなると出掛けることもほとんどない。目的もなく出歩くことは足腰に負担がかかるので散歩もしない。所詮、在宅時間が多くなる。趣味と言えるのは読書で時間を消化する程度で他に何もない。
だから朝起きてから夜寝るまでは自分の指定位置に達磨のように鎮座して、パソコンとテレビを相手に繰返しの毎日を送るようになる。
テレビは人の声を聞いて寂しさを紛らす方便だし、パソコンは人との文字であっても会話ができる手段である。
変化のない生活を毎日続けるのも疲れることを知るようになった。

1