2009/9/11
平成21年9月4日 須佐のホルンヘェルス 植物観察
平成21年9月4日 須佐のホルンヘェルス
須佐のホルンフェルスが何処に有るのかも知らずにツアーバスに乗った。
例の如く広島ICから高速に乗り、中国道を行く、吉和のSAでトイレ休憩をとると言うのを出発直ぐに聞いたので、須佐とは漠然と山口県の地名のように感じていたので、納得した。
「道路の斜面に白いユリが一杯在りますね。あれは、タカサゴユリと言って、台湾が原産のユリです。此れは、種が出来て其れで繁殖するんです。どんな所にでも芽を出すので、最近は一杯見ますね。」と先生が説明していた。
一寸眠っている間に、高速を下りて、山の中を走っている。
十時半頃、「うり坊の郷」と言う道の駅に着いた。お土産をどうぞと言う事で、少し時間を多くとった。
道の駅は、午前中は、新鮮野菜が多いから、ついつい買ってしまう。しかし季節的に余り珍しい野菜が無かったのが寂しい。大きな荷物が出来た。
十一時頃出発した。日本海側に出た。須佐湾のほとりを通って、取り敢えずの目的地須佐のホルンフェルス大断崖へ着いた。
海からかなり高い所で、どうやら、此処から歩いて植物観察しながら、海辺の大断崖を見に行くらしい。

早速「クズ」の花が咲いている。
クズ マメ科 「葛」 秋の七草の一つ、
根から捕ったでんぷんをくず粉と言い最近では、葛餅にして食べる位か。何年も経った根元は、五、六センチにもなる。
くず粉は、この根を掘って、潰して、水に漬け、白濁した水が沈殿して、でんぷん質を採取乾燥させると、くず粉になるそうだ。
万葉集にもクズを読んだ歌が何種か在ると言う事だが、不明にして知らない。つまりその時代には、既にくず粉を利用していたと思われる。
奈良県の大和地方に、国栖(くす)と言う所がこのくず粉の産地だったらしい。其れが名前の由来のようだ。葛という字が使われるようになったのは何時頃か知らない。
キツネノマゴ、 キツネノマゴ科
写真の花の後に在る花の穂が、狐の尻尾を立てたような形でよく似ているが、余りにも狐の尻尾と比べて小さいので、孫とした。
写真の下の葉っぱの方にアリが写っているが、アリの後ろ足が見えますか、アリにピントが合っているようです。

マツカゼソウ ?

ナンバンギセル ハマウツボ科 「南蛮煙管」
寄生植物 ススキ サトウキビ ミョウガの根に寄生する植物
徳川時代の鎖国によって日本に来る外国人のポルトガル人と、スペイン人のことを南蛮人と言っていた。その南蛮人がタバコを日本に持ち込んだが、彼等がタバコをすう時に使う煙管の形に似ていることから付いた名前。
葉は地下に在って、地上には出ない。

ノゲシ (ハルノノゲシ) キク科 「野罌粟」
葉がケシの葉に似ていることによる。

アキノノゲシ キク科 「秋の野罌粟」
ノゲシに似て秋に咲くから

ミゾカクシ (アゼムシロ) キキョウ科 「溝隠」
溝を隠してしまうほど茂るから。別名は茂って畦に筵を引いたようになるから。

コウゾリナ キク科 「髪剃菜」
葉や茎に剛毛が在って触るとごわごわする感触が、顔を剃る時の感触に似ているので付いた名前。菜の字がつくのは、大抵食べられる。

シロバナサクラタデ タデ科 「白花桜蓼」
湿地に生える多年草

キンエノコロ イネ科 「金狗尾草」
金色のエノコログサの意。漢字は漢名 子犬の尾意味

トベラの実

日本海は今日は穏やかだ。

センニンソウ キンポウゲ科 「仙人草」
花が済んで、実に成ると、実に長い白髪がついて、仙人の白髪頭に見えるそうな。

タイトゴメ ベンケイソウ科 「大唐米」
外米の事を昔は大唐米と言っていた。葉が細長い外米に似ているので付いた名前。

ホソバワダン キク科 「細葉海菜」
ワダンに似た花で、葉が細いから、ワダンの意味は良く判らない様だ。
本州では、島根県と、山口県にしかない。後は、四国、九州、沖縄。

ワダンは、千葉県、神奈川県、静岡県、伊豆諸島にしかない。

ハマベノギク キク科 「浜辺野菊」
富山県から山口県までの日本海、福岡県から鹿児島県に面した東シナ海、及び種子島の浜辺に自生する。

テリハノイバラ バラ科 照葉野薔薇
日当たりの良い場所で、地面を這うように伸びる・葉が革質で光沢が在る。

ホルンフェルスの大断崖。何億年も前の地層が隆起して、大きな断崖になった。
人が立っている岩と、断崖の上の地表の岩とが同じ成分で、隆起した時に、断層が出来た。

断崖の反対に深い割れ目がある。四、五メートルの深さがある。

JR須佐駅の隣の「梅乃菜」で昼食中々美味しい食事だった。
男命(みこと)いかと言う生きイカの刺身が非常に美味しかった。

昼からの自然観察は、まず、円山八幡宮から始まります。
赤樫の巨樹がありました。

ツルリンドウ リンドウ科 「蔓竜胆」
薄紫色で余り目立たない。赤い実が、この花筒の中から出てくる。

ヤマジノホトトギス ユリ科 「山路の杜鵑草」
ホトトギス、ヤマホトトギスと在るが、区別する為にヤマジノ・ヤマを付けただけで意味はないそうな。
ホトトギスの名は、紫の斑点が、鳥のホトトギスの胸毛、尻尾の斑点に似ている事による。

ヤマホトトギスは、花弁が反り返る。ホトトギスは、花弁から雌しべ雄しべも含めてすべてに。紫の斑点が着く。

ササクサ イネ科 「笹草」
写真は笹にそっくりに見えるが、花穂が伸びると、そんな笹はないから見分けがつく。

ガンクビソウ キク科 「雁首草」
頭花が茎の先で曲がった様が、煙管の雁首に似ているので付いた名前。
煙管の雁首は、タバコを詰めて、火をつけるほうで、真鍮で出来ていて、雁の首から頭の姿にそっくり見えるから付けた名前。

ツルアリドオシ アカネ科 「蔓蟻通し」
写真を見ると、棘がないのでアリトオシ出なくツルアリトオシでは無いかと思う。

ゲンノショウコ フウロソウ科 「現の証拠」
古くから下痢や腹痛の薬として使われていた。飲んだら直ぐ効くので、現に良く効く証拠と言う意味。
白花もある。白花も赤い筋が入る。

畳ヶ淵 ここらの石が六角形に割れているそうな。

チカラシバ イネ科 「力芝」
硬く締った土地に生え、抜こうとしても抜けないほど確り根を張ったいるので付けられた名前

淵にごみが溜まっている。
須佐のホルンフェルスが何処に有るのかも知らずにツアーバスに乗った。
例の如く広島ICから高速に乗り、中国道を行く、吉和のSAでトイレ休憩をとると言うのを出発直ぐに聞いたので、須佐とは漠然と山口県の地名のように感じていたので、納得した。
「道路の斜面に白いユリが一杯在りますね。あれは、タカサゴユリと言って、台湾が原産のユリです。此れは、種が出来て其れで繁殖するんです。どんな所にでも芽を出すので、最近は一杯見ますね。」と先生が説明していた。
一寸眠っている間に、高速を下りて、山の中を走っている。
十時半頃、「うり坊の郷」と言う道の駅に着いた。お土産をどうぞと言う事で、少し時間を多くとった。
道の駅は、午前中は、新鮮野菜が多いから、ついつい買ってしまう。しかし季節的に余り珍しい野菜が無かったのが寂しい。大きな荷物が出来た。
十一時頃出発した。日本海側に出た。須佐湾のほとりを通って、取り敢えずの目的地須佐のホルンフェルス大断崖へ着いた。
海からかなり高い所で、どうやら、此処から歩いて植物観察しながら、海辺の大断崖を見に行くらしい。

早速「クズ」の花が咲いている。
クズ マメ科 「葛」 秋の七草の一つ、
根から捕ったでんぷんをくず粉と言い最近では、葛餅にして食べる位か。何年も経った根元は、五、六センチにもなる。
くず粉は、この根を掘って、潰して、水に漬け、白濁した水が沈殿して、でんぷん質を採取乾燥させると、くず粉になるそうだ。
万葉集にもクズを読んだ歌が何種か在ると言う事だが、不明にして知らない。つまりその時代には、既にくず粉を利用していたと思われる。
奈良県の大和地方に、国栖(くす)と言う所がこのくず粉の産地だったらしい。其れが名前の由来のようだ。葛という字が使われるようになったのは何時頃か知らない。

キツネノマゴ、 キツネノマゴ科
写真の花の後に在る花の穂が、狐の尻尾を立てたような形でよく似ているが、余りにも狐の尻尾と比べて小さいので、孫とした。
写真の下の葉っぱの方にアリが写っているが、アリの後ろ足が見えますか、アリにピントが合っているようです。

マツカゼソウ ?

ナンバンギセル ハマウツボ科 「南蛮煙管」
寄生植物 ススキ サトウキビ ミョウガの根に寄生する植物
徳川時代の鎖国によって日本に来る外国人のポルトガル人と、スペイン人のことを南蛮人と言っていた。その南蛮人がタバコを日本に持ち込んだが、彼等がタバコをすう時に使う煙管の形に似ていることから付いた名前。
葉は地下に在って、地上には出ない。

ノゲシ (ハルノノゲシ) キク科 「野罌粟」
葉がケシの葉に似ていることによる。

アキノノゲシ キク科 「秋の野罌粟」
ノゲシに似て秋に咲くから

ミゾカクシ (アゼムシロ) キキョウ科 「溝隠」
溝を隠してしまうほど茂るから。別名は茂って畦に筵を引いたようになるから。

コウゾリナ キク科 「髪剃菜」
葉や茎に剛毛が在って触るとごわごわする感触が、顔を剃る時の感触に似ているので付いた名前。菜の字がつくのは、大抵食べられる。

シロバナサクラタデ タデ科 「白花桜蓼」
湿地に生える多年草

キンエノコロ イネ科 「金狗尾草」
金色のエノコログサの意。漢字は漢名 子犬の尾意味

トベラの実

日本海は今日は穏やかだ。

センニンソウ キンポウゲ科 「仙人草」
花が済んで、実に成ると、実に長い白髪がついて、仙人の白髪頭に見えるそうな。

タイトゴメ ベンケイソウ科 「大唐米」
外米の事を昔は大唐米と言っていた。葉が細長い外米に似ているので付いた名前。

ホソバワダン キク科 「細葉海菜」
ワダンに似た花で、葉が細いから、ワダンの意味は良く判らない様だ。
本州では、島根県と、山口県にしかない。後は、四国、九州、沖縄。

ワダンは、千葉県、神奈川県、静岡県、伊豆諸島にしかない。

ハマベノギク キク科 「浜辺野菊」
富山県から山口県までの日本海、福岡県から鹿児島県に面した東シナ海、及び種子島の浜辺に自生する。

テリハノイバラ バラ科 照葉野薔薇
日当たりの良い場所で、地面を這うように伸びる・葉が革質で光沢が在る。

ホルンフェルスの大断崖。何億年も前の地層が隆起して、大きな断崖になった。
人が立っている岩と、断崖の上の地表の岩とが同じ成分で、隆起した時に、断層が出来た。

断崖の反対に深い割れ目がある。四、五メートルの深さがある。

JR須佐駅の隣の「梅乃菜」で昼食中々美味しい食事だった。
男命(みこと)いかと言う生きイカの刺身が非常に美味しかった。

昼からの自然観察は、まず、円山八幡宮から始まります。
赤樫の巨樹がありました。

ツルリンドウ リンドウ科 「蔓竜胆」
薄紫色で余り目立たない。赤い実が、この花筒の中から出てくる。

ヤマジノホトトギス ユリ科 「山路の杜鵑草」
ホトトギス、ヤマホトトギスと在るが、区別する為にヤマジノ・ヤマを付けただけで意味はないそうな。
ホトトギスの名は、紫の斑点が、鳥のホトトギスの胸毛、尻尾の斑点に似ている事による。

ヤマホトトギスは、花弁が反り返る。ホトトギスは、花弁から雌しべ雄しべも含めてすべてに。紫の斑点が着く。

ササクサ イネ科 「笹草」
写真は笹にそっくりに見えるが、花穂が伸びると、そんな笹はないから見分けがつく。

ガンクビソウ キク科 「雁首草」
頭花が茎の先で曲がった様が、煙管の雁首に似ているので付いた名前。
煙管の雁首は、タバコを詰めて、火をつけるほうで、真鍮で出来ていて、雁の首から頭の姿にそっくり見えるから付けた名前。

ツルアリドオシ アカネ科 「蔓蟻通し」
写真を見ると、棘がないのでアリトオシ出なくツルアリトオシでは無いかと思う。

ゲンノショウコ フウロソウ科 「現の証拠」
古くから下痢や腹痛の薬として使われていた。飲んだら直ぐ効くので、現に良く効く証拠と言う意味。
白花もある。白花も赤い筋が入る。

畳ヶ淵 ここらの石が六角形に割れているそうな。

チカラシバ イネ科 「力芝」
硬く締った土地に生え、抜こうとしても抜けないほど確り根を張ったいるので付けられた名前

淵にごみが溜まっている。
