2009/10/21
平成21年10月2日 神乃瀬峡を歩く 植物観察
平成21年10月2日 第56回植物観察ハイキング 「神乃瀬峡を歩く」ツアーに参加した。
目的地の道路が狭い事もあって、マイクロバス二台のツアーになった。
今日は何時もの添乗員Kさんが体調を崩したとかで、初めての添乗員さんだ。しかもツアー担当の、Mさんも今朝になって、熱を出して来られないと言う事で、案内の先生のマイクも届いていない。
その上今日は雨が降るのが確実のようなので、登山靴に、ゴアテックスのズボンに、スパッツを着け下半身を完全に雨装備の用意をした。上は雨着にすると、手が濡れて、カメラが使えないので、傘を持って行く事にした。
この月曜日に、神乃瀬峡には来ているので、状況は判っている心算だったが、道の駅「ふぉレスト君田」でトイレ休憩して、直ぐ、違う道に入った。暫くして、ほたる見公園の看板が見えたと思ったら、ここで公園を散策しますと添乗員さんが言う。
何時ものKさんなら、早くから予定を伝え、もう直ぐですから準備をしてください、とか言う所なのに、いきなりで、雨具のズボンをはき、スパッツをはくのに手間が掛かり、皆の足を引っ張って仕舞った。
ヤマハッカ シソ科ヤマハッカ属 「山薄荷」
雨の中で、花の拡大写真が取れなかったので判りにくいが、ハッカによく似た花で、山に生えるのでヤマハッカとなった。増してやハッカの花を見た事が無いから尚更である。

キバナアキギリ シソ科アキギリ属 「黄花秋桐」
アキギリは青紫色の花。花の形が似て、淡い黄色の花だから黄花秋桐と言う。
アキギリは桐の木の花に似た、青紫の花が秋に咲くから、秋桐。桐の木の花は春に咲く。

ツルニンジン キキョウ科ツルニンジン属 「蔓人参」
根が、朝鮮人参(昔は漢方薬として有名で、人参と言えば、朝鮮人参の事だった)
に似ているので、蔓人参。似ているだけで、薬効成分は無いそうだ。

イヌタデ タデ科タデ属 「犬蓼」
蓼に似ているが、蓼ではないと言う意味で否(イナ)と言う意味で犬とした。
別名 アカマンマ 赤飯 子供がままごとで、ご飯の代わりに使ったから。

サラシナショウマ キンポウゲ科サラシナショウマ属 「晒菜升麻」
升麻は漢方薬の名前、根茎を乾かして風邪の発汗、解熱、いぼ痔、きれ痔等に効くそうな。現在の漢方薬の升麻は殆どが中国、韓国からの輸入物だそうな。
サラシナは、晒菜の事で、採集後水に晒して、茹でて食べていたのでサラシナが着いた。名前に菜の草は皆野菜の代わりに食べていた草のようです。

ナルコユリの実

アキノキリンソウ キク科アキノキリンソウ属 「秋の黄輪草」
秋の麒麟草・秋の騏リン(馬偏に米を書いて下にタヰと書く字はブログでは使えない)草とも書く。麒麟は首と足の長い動物の事、又は中国の伝説上の人物。後の馬偏で書くキリンは、一日に千里走る駿馬の事。どちらもキリンソウとは縁が無さそうに思える。
キリンソウに似た花で、秋に咲くから付いた名前。
別名は泡立ち草。花の咲き方が、酒が発酵する時の泡立ちに似ているから。

ツルリンドウの実 雨で傘を持ちながらの撮影で中々判りにくいが、花が萎れてもそのまま残って、実はその花の花弁の中から出てくる。

アキノエノコログサ イネ科エノコログサ属 「秋の狗尾草・秋の狗児草」
エノコログサよりも少し花期が遅いので、秋のが付く。又花穂が長いので、曲がる。

戦時中に工事を始めたという高暮ダムまで行かないと、マイクロバスがユーターンできない。

少し引き返して、

小庵の滝の所から自然観察する事にした。滝は少し奥まった所にあり、雨の為足元が危ないので見に行かなかった。

ヨシノアザミ キク科アザミ属 「吉野薊」
ある先生から聞いた話。備中アザミの中に、変種があり、高梁市の吉野さんが見つけて名前をつけたということです。ビッチュウアザミもヨシノアザミ私の持っている図鑑には載っていない。他のアザミとの見分け方も余り判らない。

ダイモンジソウ ユキノシタ科ユキノシタ属 「大文字草」

イワガラミ ユキノシタ科イワガラミ属 「岩絡み」
岩に絡むより、木に絡むほうが多いようだ。花の後に実が成っている。装飾花は一枚だが、未だに残っている。

ツルアジサイ ユキノシタ科アジサイ属 「蔓紫陽花」
装飾花は四弁で、イワガラミと区別できる。此方も散らずに残っている。

シロダモ クスノキ科シロダモ属 常緑高木 雌雄異珠
蕾が付いている。雌株なら去年の赤い実が付いている筈だから、此れは御株と思われる。
葉の付け根に近い所から、葉脈が三本に分かれていて、よく目立つのが特徴。葉の裏が白っぽい。新芽が白っぽいベージュ色で、垂れ下がった様になるのが特徴。

ミツバアケビ アケビ科アケビ属 「三葉木通」 落葉つる性
葉は三枚からなる三出複葉。 アケビは五葉
アケビ科ムベ属のムベはよく似ているが、実がはじけない。

クマシデ カバノキ科クマシデ属 「熊四手」 落葉高木
全体に大きいので、熊の名が付いたと有るが良く判らない。四手は、神社の注連縄(しめなわ)につける折った紙のこと、紙垂(しで)の事
葉の葉脈が目立つのが特徴

実のぶら下がりが、紙垂に似ている。

ヤマアジサイの装飾花が未だ残っていました。

ハウチワカエデ カエデ科カエデ属 落葉高木 「羽団扇楓」 別名 メイゲツカエデ
モミジ葉の中では一番葉が大きく5-11CM、葉柄は葉の大きさの半分以下と短い。
葉は掌状に9-11に浅、中裂する。

ミズナラ ブナ科コナラ属 「水楢」 落葉高木 別名 オオナラ
コナラに似ているが、葉柄が、ミズナラは2-3mmと短い。

フシグロセンノウ ナデシコ科センノウ属 「節黒仙翁」
節黒は、茎の節が黒っぽく見える事による。センノウはマツモトセンノウの花に似ている事による。

ツリフネソウ ツリフネソウ科ツリフネソウ属 「釣舟草」
花器の釣舟は、床の間の天井から鎖を垂らして、船の形をした花器を吊るして、花を生けた。花がぶら下っている様が、釣舟に花を生けた様に似ているので付けた名前。

オオバノイノモトソウ イノモトソウ科イノモトソウ属 シダの仲間 「大葉の井の許草」
昔の家には、井戸が必ずあったが、その周りや、近くの石垣に生えていた事から付いた名前。

コタニワタリ チョウセンシダ科チョウセンシダ属 「小谷渡」
オオタニワタリは亜熱帯地方のシダ。屋久島には、野生のオオタニワタリが一杯在った。このオオタニワタリにの葉によく似ているので、コタニワタリの名になった。
北海道から九州までの寒い地方分布する。
写真で判るように、葉の基部の所が耳のように広がっているのが特徴。

ジュウモンジシダ オシダ科 「十文字羊歯」
一枚の葉が、単羽状に成っているが、一番下の両羽片が横に伸びて更に羽状に分裂し、全体として、一枚の葉が十文字に成っている。

クサギ クマツヅラ科クサギ属 落葉小高木 「臭木」
枝や葉を傷つけると独特の臭いがするので、臭木になった。
この写真は、花後に花の蕚が残り、未だ実が蕚の中で、蕚が開いていない状態。
花の時期は、花の香りが良く、若葉は晒して茹でれば美味しいそうだから、臭木とは気の毒な名だ。

ハナイカダ ミズキ科ハナイカダ属 落葉低木 雌雄異株 「花筏」 別名(ママッコ・ヨメノナミダ)
花が葉の中央に咲くので、葉を筏に花を人に見立てた。
雌雄異株なので、実が付いているほうが雌木。実は、通常葉に一つ、三つは珍しい。
赤いバッテンを作っているのは、ミズヒキ。

ヌルデ ウルシ科ウルシ属 落葉小高木 「白膠木」 別名 フシノキ(五倍子の木)
幹を傷つけると白い液が出て、漆のように塗ったことによる。別名のフシは、葉の裏に出来る虫こぶを五倍子(フシ)と言い漢方薬で火傷の薬。

ツルキケマン ケシ科
先生の資料にツルキケマンが在るが、私の持っている図鑑にツルキケマンが載っている本が無かった。

図鑑のキケマンの花にそっくりだが、春咲きだし、つる性でもないからキケマンではない。
目的地の道路が狭い事もあって、マイクロバス二台のツアーになった。
今日は何時もの添乗員Kさんが体調を崩したとかで、初めての添乗員さんだ。しかもツアー担当の、Mさんも今朝になって、熱を出して来られないと言う事で、案内の先生のマイクも届いていない。
その上今日は雨が降るのが確実のようなので、登山靴に、ゴアテックスのズボンに、スパッツを着け下半身を完全に雨装備の用意をした。上は雨着にすると、手が濡れて、カメラが使えないので、傘を持って行く事にした。
この月曜日に、神乃瀬峡には来ているので、状況は判っている心算だったが、道の駅「ふぉレスト君田」でトイレ休憩して、直ぐ、違う道に入った。暫くして、ほたる見公園の看板が見えたと思ったら、ここで公園を散策しますと添乗員さんが言う。
何時ものKさんなら、早くから予定を伝え、もう直ぐですから準備をしてください、とか言う所なのに、いきなりで、雨具のズボンをはき、スパッツをはくのに手間が掛かり、皆の足を引っ張って仕舞った。
ヤマハッカ シソ科ヤマハッカ属 「山薄荷」
雨の中で、花の拡大写真が取れなかったので判りにくいが、ハッカによく似た花で、山に生えるのでヤマハッカとなった。増してやハッカの花を見た事が無いから尚更である。

キバナアキギリ シソ科アキギリ属 「黄花秋桐」
アキギリは青紫色の花。花の形が似て、淡い黄色の花だから黄花秋桐と言う。
アキギリは桐の木の花に似た、青紫の花が秋に咲くから、秋桐。桐の木の花は春に咲く。

ツルニンジン キキョウ科ツルニンジン属 「蔓人参」
根が、朝鮮人参(昔は漢方薬として有名で、人参と言えば、朝鮮人参の事だった)
に似ているので、蔓人参。似ているだけで、薬効成分は無いそうだ。

イヌタデ タデ科タデ属 「犬蓼」
蓼に似ているが、蓼ではないと言う意味で否(イナ)と言う意味で犬とした。
別名 アカマンマ 赤飯 子供がままごとで、ご飯の代わりに使ったから。

サラシナショウマ キンポウゲ科サラシナショウマ属 「晒菜升麻」
升麻は漢方薬の名前、根茎を乾かして風邪の発汗、解熱、いぼ痔、きれ痔等に効くそうな。現在の漢方薬の升麻は殆どが中国、韓国からの輸入物だそうな。
サラシナは、晒菜の事で、採集後水に晒して、茹でて食べていたのでサラシナが着いた。名前に菜の草は皆野菜の代わりに食べていた草のようです。

ナルコユリの実

アキノキリンソウ キク科アキノキリンソウ属 「秋の黄輪草」
秋の麒麟草・秋の騏リン(馬偏に米を書いて下にタヰと書く字はブログでは使えない)草とも書く。麒麟は首と足の長い動物の事、又は中国の伝説上の人物。後の馬偏で書くキリンは、一日に千里走る駿馬の事。どちらもキリンソウとは縁が無さそうに思える。
キリンソウに似た花で、秋に咲くから付いた名前。
別名は泡立ち草。花の咲き方が、酒が発酵する時の泡立ちに似ているから。

ツルリンドウの実 雨で傘を持ちながらの撮影で中々判りにくいが、花が萎れてもそのまま残って、実はその花の花弁の中から出てくる。

アキノエノコログサ イネ科エノコログサ属 「秋の狗尾草・秋の狗児草」
エノコログサよりも少し花期が遅いので、秋のが付く。又花穂が長いので、曲がる。

戦時中に工事を始めたという高暮ダムまで行かないと、マイクロバスがユーターンできない。

少し引き返して、

小庵の滝の所から自然観察する事にした。滝は少し奥まった所にあり、雨の為足元が危ないので見に行かなかった。

ヨシノアザミ キク科アザミ属 「吉野薊」
ある先生から聞いた話。備中アザミの中に、変種があり、高梁市の吉野さんが見つけて名前をつけたということです。ビッチュウアザミもヨシノアザミ私の持っている図鑑には載っていない。他のアザミとの見分け方も余り判らない。

ダイモンジソウ ユキノシタ科ユキノシタ属 「大文字草」

イワガラミ ユキノシタ科イワガラミ属 「岩絡み」
岩に絡むより、木に絡むほうが多いようだ。花の後に実が成っている。装飾花は一枚だが、未だに残っている。

ツルアジサイ ユキノシタ科アジサイ属 「蔓紫陽花」
装飾花は四弁で、イワガラミと区別できる。此方も散らずに残っている。

シロダモ クスノキ科シロダモ属 常緑高木 雌雄異珠
蕾が付いている。雌株なら去年の赤い実が付いている筈だから、此れは御株と思われる。
葉の付け根に近い所から、葉脈が三本に分かれていて、よく目立つのが特徴。葉の裏が白っぽい。新芽が白っぽいベージュ色で、垂れ下がった様になるのが特徴。

ミツバアケビ アケビ科アケビ属 「三葉木通」 落葉つる性
葉は三枚からなる三出複葉。 アケビは五葉
アケビ科ムベ属のムベはよく似ているが、実がはじけない。

クマシデ カバノキ科クマシデ属 「熊四手」 落葉高木
全体に大きいので、熊の名が付いたと有るが良く判らない。四手は、神社の注連縄(しめなわ)につける折った紙のこと、紙垂(しで)の事
葉の葉脈が目立つのが特徴

実のぶら下がりが、紙垂に似ている。

ヤマアジサイの装飾花が未だ残っていました。

ハウチワカエデ カエデ科カエデ属 落葉高木 「羽団扇楓」 別名 メイゲツカエデ
モミジ葉の中では一番葉が大きく5-11CM、葉柄は葉の大きさの半分以下と短い。
葉は掌状に9-11に浅、中裂する。

ミズナラ ブナ科コナラ属 「水楢」 落葉高木 別名 オオナラ
コナラに似ているが、葉柄が、ミズナラは2-3mmと短い。

フシグロセンノウ ナデシコ科センノウ属 「節黒仙翁」
節黒は、茎の節が黒っぽく見える事による。センノウはマツモトセンノウの花に似ている事による。

ツリフネソウ ツリフネソウ科ツリフネソウ属 「釣舟草」
花器の釣舟は、床の間の天井から鎖を垂らして、船の形をした花器を吊るして、花を生けた。花がぶら下っている様が、釣舟に花を生けた様に似ているので付けた名前。

オオバノイノモトソウ イノモトソウ科イノモトソウ属 シダの仲間 「大葉の井の許草」
昔の家には、井戸が必ずあったが、その周りや、近くの石垣に生えていた事から付いた名前。

コタニワタリ チョウセンシダ科チョウセンシダ属 「小谷渡」
オオタニワタリは亜熱帯地方のシダ。屋久島には、野生のオオタニワタリが一杯在った。このオオタニワタリにの葉によく似ているので、コタニワタリの名になった。
北海道から九州までの寒い地方分布する。
写真で判るように、葉の基部の所が耳のように広がっているのが特徴。

ジュウモンジシダ オシダ科 「十文字羊歯」
一枚の葉が、単羽状に成っているが、一番下の両羽片が横に伸びて更に羽状に分裂し、全体として、一枚の葉が十文字に成っている。

クサギ クマツヅラ科クサギ属 落葉小高木 「臭木」
枝や葉を傷つけると独特の臭いがするので、臭木になった。
この写真は、花後に花の蕚が残り、未だ実が蕚の中で、蕚が開いていない状態。
花の時期は、花の香りが良く、若葉は晒して茹でれば美味しいそうだから、臭木とは気の毒な名だ。

ハナイカダ ミズキ科ハナイカダ属 落葉低木 雌雄異株 「花筏」 別名(ママッコ・ヨメノナミダ)
花が葉の中央に咲くので、葉を筏に花を人に見立てた。
雌雄異株なので、実が付いているほうが雌木。実は、通常葉に一つ、三つは珍しい。
赤いバッテンを作っているのは、ミズヒキ。

ヌルデ ウルシ科ウルシ属 落葉小高木 「白膠木」 別名 フシノキ(五倍子の木)
幹を傷つけると白い液が出て、漆のように塗ったことによる。別名のフシは、葉の裏に出来る虫こぶを五倍子(フシ)と言い漢方薬で火傷の薬。

ツルキケマン ケシ科
先生の資料にツルキケマンが在るが、私の持っている図鑑にツルキケマンが載っている本が無かった。

図鑑のキケマンの花にそっくりだが、春咲きだし、つる性でもないからキケマンではない。
