いきなりショッキングな画像(P.まつ)で申し訳ありませんが、恐れていた事態がとうとう起きてしまいました。ここ数年西多摩の各地で話題になり、13日のトウキョウサンショウウオシンポジウムでも講演のあったアライグマによる食害です。
横沢入では産卵が始まったばかりのヤマアカガエルが集中的に被害にあっており、14日の調査ではざっと見ただけで食いちぎられた死体が20個体近く確認されています。体の一部だけ食べていることや水辺に多くの足跡も見られたことから、犯人はアライグマにほぼ間違いないと考えられます。昨年まではこのような死体を見ることはまずなかったので、ここ1年で個体数が増えたのかも知れません。
シンポジウムでの金田正人さんの講演「特定外来生物アライグマの問題と対策」によると、600卵のう程度のヤマアカガエルの産卵数のあった谷戸が、食害によって1/10ほどまで激減しており、横沢入でも同様の被害が予想されます。また、これから始まるヒキガエルやトウキョウサンショウウオの産卵にも大きな影響を及ぼしかねません。一刻も早い対策が必要です!
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