草刈りと同じように、放置されていた水田もすべて復元すれば生きものにとってよい環境ができるという訳ではありません。現在の横沢入に見られる生きもののなかには、荒れた湿地のような環境を求めて周辺から移りすんできたと考えられるものも少なくないからです。すでに横沢入の周辺に彼らのすめる環境はほとんど消えていますから、荒れた湿地を水田に復元した場合、彼らのすみかを奪い取って地域的に絶滅させてしまう可能性も十分に考えられます。里山の保全というと『昔ながらの手入れをすること』と単純に考えられがちですが、これらの生物への配慮が行われなければ、必ずしも保全に結びつかない場合もあると言えるでしょう。横沢入のところどころに残されている見苦しい荒れ地も、それなりの意味があるのです(P.Kubota)。
横沢入2/14〜17の鳥(i-g-aさん情報)…コジュケイ、コゲラ、アオゲラ、カワセミ、アオバト、キジバト、オオタカ、トビ、ノスリ、メジロ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トラツグミ、ツグミ、シロハラ、ミソサザイ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、キクイタダキ、ヒヨドリ、ウグイス、ガビチョウ、カシラダカ、アオジ、ホオジロ、ジョウビタキ、カケス、セグロセキレイ、キセキレイ、ベニマシコ、マヒワ、カワラヒワ、ルリビタキ(順不同)
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