「トウキョウサンショウウオ一斉調査報告その3・Monitoring survey for Tokyo salamander part 3」
両生類 amphibians
3月30・31日に行なわれた秋留台地域トウキョウサンショウウオ生態一斉調査の報告を続けます。31日に行なわれたあきる野市横沢入の調査は、決行の判断が当日朝に出されるという小雨模様の天候のためか、参加者は20名と昨年よりはやや少なめ。
それでも各谷戸で整備が奨められていた湿地では、今までにないようなペースで卵のうが発見され、調査員の士気も否応になく上がります。
結局確認された卵のう数は、20年間に渡る横沢入での調査では過去最高に当たる1000個以上。着込んだ雨ガッパがドロドロになったのも忘れてしまうほどの成果でした。
横沢入では、アライグマの影響で2010年から卵嚢確認数が500房程度まで落ち込んでいましたが(去年は456房)、アライグマの捕獲と繁殖環境の再生・創出を地道に続けてきたことに加え、全地域的な産卵数の増加が影響したのではないでしょうか。
こうした成果を各地のサンショウウオ保全に役立てていければと思います。
(Photo and report by "Delias" and "yamakaji")
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