「今年も晴れた!水辺の生きもの調査会・Monitoring survey for Aquatic species on April 28」
調査 survey
行事が目白押しなので報告がかなり周回遅れになりつつありますが、粛々と続けます。
4月28日に行なわれた恒例の水生生物調査会は、参加者41人(内子供7人)と、今年も賑やかな観察会になりました。これまで10年以上続けてきて、一度も雨天順延の無かったという晴れの特異イベントです。
調査は横沢入の本流をいくつかのエリアに分け、そこの水生生物を可能な限り捕まえて、種類と個体数を調べるという地道なものですが、トンボの須田真一氏、淡水魚の君塚芳輝氏という豪華な講師陣に、毎年指導が受けられることも人気の秘密かもしれません。
横沢入の流水環境は、豪雨による氾濫、隣接尾根部の皆伐、石を並べた堰の設置などによって大きく変化しつつあります。
こうした自然的・人為的な影響が、どのように生物に及んでいるかというモニタリング調査は、これから横沢入の里山をどのように管理していけばよいかを考えるにあたって、基礎的なデータとして欠かせません。この認識が無く思い付きで里山に手を入れることは、
昨年問題になった巻き枯らしゲリラのように、単なる自己満足の野荒らしに終わる危険性をはらんでいます。
横沢入保全地域という都民全体の貴重な財産を管理する姿勢がそれではあまりに無責任。モニタリング調査の重要性は高まるばかりです。今回の調査結果は次回の西多摩自然フォーラムニュウスをお楽しみに!
(Photo by "Delias" and "Hikarimono")
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