すっかりご報告が遅くなってしまいましたが、5月2日に行われたヤマトセンブリの産卵状況の調査は、参加者は6名といささか淋しかったにもかかわらず、大きな成果をあげることができました。
この日、ウェイダーで完全装備した参加者は、池の中やその周辺でヨシの枯れた茎や新芽、ショウブの新葉、ヤナギの枝葉などから次々と卵塊を発見、今までにない500近い数を確認しました。また、産卵されている場所は横沢入の中でも特定の地域だけに集中し、そこを離れるとぐっと少なくなるということも分かりました。
これは、全国的にも稀少なヤマトセンブリが横沢入で生き続けるためには、いま棲んでいる環境をしっかり保全していかなくてはいけないということを表わしています。今後はこの調査結果を踏まえて横沢入の管理計画が立てられるべきであることは言うまでもありません。
大きな成果を上げた調査員の皆さん、お疲れ様でした!。
調査をサボっていたのかどうかは知りませんが、この日もDeliasさんはしっかりチョウを確認。一週間ですっかり初夏のチョウに模様替えしつつあるようです。5月10日のクモ調査の時はどうなっているでしょうか。
5月2日の横沢入のチョウ
ウスバシロチョウ・オナガアゲハ・カラスアゲハ・クロアゲハ・サカハチチョウ(画像)・クロコノマチョウ(Delias)
5月10日(日)東京蜘蛛談話会との合同調査
武蔵増戸駅前am9:40または拠点施設前10:00集合。合同調査というよりは、クモのプロフェッショナルにくっついていって、普段はなかなか知ることのできないクモの世界を覗いて見たいという方、ぜひご参加下さい。
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