2011/5/9

東北ツアー震災後@  
 いつも私にとって東北は憧れだった。下北半島、弘前、青森、、、太宰・寺山・宮沢賢治。福島は会津の、野口英世の芝居もやったなぁ。でも福島以北に一度も行ったことがない。
尽きない憧れ。今年のはじめには既に、この5,6月の東北地方演劇鑑賞会への巡演に、演出部として参加する仕事が決まっていた。演目は、翻訳フランス喜劇『オスカー』劇団NLT公演だ。2007年にフランスから帰国して直ぐに、俳優座、長野ブロック巡演があったときに、私は参加していた。
 ずっと、楽しみにしていたこの旅公演だが、3月の大震災のあと、特別な意味を持つようになる。
5月19日から福島市よりスタートする公演は、われわれのプロダクションが、はじめての鑑賞会例会となる。日程が近づくにしたがって、粛々とした気持ちになってきた。
きょう、突然10数年ぶりに、青年座養成所時代の同期から連絡が。彼女は、福島市出身の女優だ。
地震後はじめて連休中地元に帰り、地元鑑賞会の方々とも会ってきたという。様子を話してくれた。
 日常性を取り戻す為の努力をされているとのこと、その半面、幼い子供をもった母親は県外へ自主非難、屋外滞在時間に制限、外出控えなど、放射能に対する意識も、より敏感になっているとのこと。

雨にぬれた日は全身洗い流したという。日常とはいえ、それは特別な状況であることは否めない。地形と風向きの影響で、福島市、郡山市の線量が高めになっているそうだ。
「しっかり、注意して、やり遂げて来てください」という、友人の声は、重く私に響く。

なにか、漠然とした恐れで、怖がっているばかりではもちろんいけないが、ふわふわとした気持ちで行ってはいけないと、改めて思い直す。ただ、今回のプロダクション全体がどんな意識を共有して行けるのか、それが問題だ。
現地で現実に直面して、足元を掬われるようなことになってはいけない。
 
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